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いちご沼

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最近の記事

メルちゃんが教えてくれていた現場で働くことの価値

ピューロランドでのショー、Wishme MellのChance for youがもうすぐ終わる。 このショーは、始まったときから見ていたので、ずいぶん感慨深い。 5年くらいやったと思う。それなりに長い方のショーだったと思う。 CFYには様々な教訓が含まれている。それぞれ見た人が汲み取ってもらったらよい。 このショーに私は、ひとつの重要なメッセージを汲み取っていた。 それは、何だったかというと、現場で額に汗して働くことの大切さだったと思う。 フェアリーランドに移ってからの写

    • 諸悪莫作

      先日、坊主バーにいったときに僧侶の方のお説法で聞いた言葉 「諸悪莫作、諸善奉行、自浄其意、是諸仏教」 について。 ある種、指針としたい言葉であるので、記しておく。これは「七仏通誡偈」と呼ばれていて、釈迦を含め過去七仏が共通して説いた教えとされる。 原典を探すと、ダンマパダの一節であるようだ。 英語経由の文献だと次のような訳がある 仏教というより、世の中を渡っていく上でのHow toみたいなところがある。例えば、アンガーマネージメントもこの一種だろう。 自分の心の制

      • ミラギフは「祈り」

        ピューロランドに行くようになって、もうかれこれ5年くらい経つ。 最近は、ペースも落ちたけど、ときどきやはり無性に行きたくなって、ひとりでインをする。昨日も午後にちょっと行って、ミラギフと歌舞伎とピューロ学園を観て、さらっと帰って来た。 どの演目も良いのだけど、やはりミラギフは格別だと思う。 以前は、ミラギフをみて、うるうる一人で泣いていた。最近は泣かなくなったけど、観終わった終わった後に自分の心が浄化されているのが、感じられるようになった。それで、気がついたことが、これは「

        • 2023年、サンリオの株価変動(高値づかみの人は助かるのか)

          最近、よく眺めているグラフがある。これだ。 株式会社サンリオの株価チャートだ。 ただサンリオが好きだから、というわけではない。株を持っている(しかも11月に買い増しした)ので、真剣にならざるを得なくなった。 特に、11月以降に、スキーで山を直滑降で滑るように落ちて行っているので、正直、お腹が痛い。 ただし、今年が始まってから、ものすごく伸びてもいるので、昨年に比べたら、今でもまだ高い。 株価変動の要因となった2023年の主な出来事を時系列で書くと、以下のようになる。

        メルちゃんが教えてくれていた現場で働くことの価値

          サンリオの偉い人たちは、思いやりハートを取り戻せるか

          11月1日、キティさんの誕生日、50周年を記念する日に、大騒動が巻き起こった。 概要は 「ハローキティ」50周年の裏でファン悲哀 公式チャンネルから過去動画が消える(ITmedia News, 11月1日) ハローキティ「動画全非公開」騒動、50周年の節目でなぜ? ファン不信感もサンリオ広報多くを語らず(livedoor News, 11月2日) ハローキティめぐってサンリオ社長が炎上 「キャラクターに愛がない」「経営者としてのセンス0」とファンから批判続出(モデルプ

          サンリオの偉い人たちは、思いやりハートを取り戻せるか

          メルのメッセージ「ひとりでいても ひとりじゃない」

          メルのバースデー 今日は、私が推してやまない、ウィッシュミーメルの誕生日だ。実にめでたい。 今年は、3年ぶりにバースデーライブにも行くことにした。初めてバースデーライブに行ったのは2019年だったので、実に5年くらい、盛り上がったり盛り下がったりもしながら、推しを続けていたことになる。これだけ「推し事」を続けられるというのは、私にとってはかなり珍しいことである。 この5年で、メルは、着実に人気を伸ばしているように見える。メルをアイコンにしているアカウントは増えたと思うし、ピ

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          シュレディンガーのキティさん

          ピューロランドに、レディキティハウスというキティさんに会えるコーナーがある。休日だと30分~1時間くらいの待ち時間で、キティさんに会える人気のスポットだ。常連の人は知悉しているが敢えて言わない、1回目の人にはほとんど気がつかない仕掛けがひとつある。 (知りたくない人は、以下読まないこと) それは、「前室」の構造である。キティハウスの中に入ると、キティさん関係の展示物がたくさんあるが、その後外に出るときに、前室に通される。そこで、一旦待機した後に、キティさんの居る部屋に通さ

          シュレディンガーのキティさん

          「かわいい」と「仲良く」に関するメモ

          8月になると、毎年、否が応でも、戦争の歴史を振り返らざるを得ない。 この令和の一桁代、戦争を直接知っている人から、その体験を聞ける、最後の数年間になるだろうと思う。今のうちに、よくよく耳を傾け、また背景となる知識を仕入れておきたいと思う。 今年もまた、いちごの王さまがメッセージを送っておられる。 ひとりひとりの『みんななかよく』が、いずれ世界の平和へつながっていくと王さまは信じています。 尊いことである。このメッセージが、すなわちサンリオの出発点だと心得なければならない。

          「かわいい」と「仲良く」に関するメモ

          祝・再開:ミラクルギフトパレード論2

          2020年2月にコロナ禍による休園が始まってから、再開園後もそのまま中止されていた、ミラクルギフトパレードが2023年6月17日から再開されることが、公式にアナウンスされた。 このミラクルギフトパレードは、私が最も心を動かされ、ピューロランドにハマったショーであったので、コロナで中止となってしまい、ずっと残念に思っていたし、再開を願っていたものだ。一昨年の株主総会で、再開を願って質問までしようとしていた(けど、当てられなくてできなかった)。 どうしてこのパレードが素晴らし

          祝・再開:ミラクルギフトパレード論2

          調和(ハーモニー)

          世の中には霊能力がある人がいて、霊を降ろしたり、会話したりするのをYouTubeとかTikTokなどでみることができる。そんな動画が不意に出てくると、つい見入ってしまう。非科学的だから信じない人も多いけども、わからないだけだから、わからないままの方が幸せなのだとは思う。下手に見えてしまったり、憑依される体質だと、社会生活に支障が出るからだ。 最近では、宏洋さんがイタコ芸をやる動画なんかもいくつか見たが、たまに隆法さんが降りているっぽいことはあるなと思いつつ、ああいうのは寿命

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          田村セツコさんと「ぼっち」の自分

          先日、弥生美術館でやっている田村セツコ展、先日行ってきました。会期は3月26日までなのでもうすぐ終わりです。まだの人は急いでください。 毎号、いちご新聞をパラパラとだけ見ているのですが、普通のサンリオな感じ(といえばいいのか)のパステル風味の絵とは明らかに異なる、独特の画風で以前から少し気になっていたところでした。 私が「トラディショナル・サンリオ」と勝手に呼んでいる、日本の抒情画の系譜を汲む人たちの一人なのですが、田村さんはその中でもビビッと元気な女の子を描いてる人なわ

          田村セツコさんと「ぼっち」の自分

          丁寧な仕事はおもいやりでできてい

          丁寧な仕事 仕事を長年してくると、対客、対取引先、対上司、対同僚などとやりとりをする上で、やはり丁寧さがないと、うまく回らないということを肌で感じてきて、丁寧さを心がけたいと思う。 しかし、忙しかったり時間がなかったり余裕がないと、雑になる。時間の制限があって、いつも丁寧にはしてはいられないけれども、丁寧にすべき要所があって、多少はすっとばしてもいいところも出てきたりして、それを覚えると仕事がやりやすくなる。 共通する傾向として、仕事が雑な人は、人の扱いも雑だ。そして、自分

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          8月に思う「みんな仲良く」

          8月になると、毎年戦争のことを想起させられる。8月6日広島、9日長崎、そして15日終戦。この3連続のイベントに合わせて、戦争にまつわるニュースや記事、映像などがたくさんメディアやSNSから流れてくる。 サンリオを好きになってからは、いちご新聞の8月号に、いちごの王さまが自身の戦争体験を書き、平和の大切さを説くというのもまた、毎年のことだ。 いちご新聞2022年8月号いちごの王さまメッセージ「お互いに争わずになかよく助け合って生きていくことが、今、この世界にとって本当に大切な

          8月に思う「みんな仲良く」

          「仲良く」する技術としての京都風コミュニケーション

          ウクライナで戦争が続いているウクライナで戦争が始まって、1ヶ月くらい経った。まだ終わらない。多くの犠牲者が出ているし、都市も破壊された。しかし、日本でも、周辺国の情勢とも微妙に絡んできていているし、日経平均も影響を受けているので、なかなか他人ごとでもない。 今回の戦争は、ロシアからウクライナへの一方的な侵略戦争であることは、多くの人には異論はない。しかし、ロシアは、ウクライナ東部の親ロ派住民が虐殺されているとして、その保護とウクライナの"ナチス政権"を倒すためという口実で、

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          自己犠牲とサンリオの物語

          コロナ禍の下で明らかになった「社会は守ってくれない」ことコロナで社会活動がシュリンクし、自粛を強要する空気が支配して久しい。1年くらい前あたりからそれに反発して動き出す人も多かったけど、表立って抗議活動なんかをするような人はやはり今も多くはない。多くの人は仕方のないこととして受け入れ、他人の目を気にしながらマスクは常につけはしているけれど、構わずに遊びに行くことも増え、淡々と日常をとりもどしつつある人が多い。 若い世代は重症化しないということがわかっていながら、YOSHIK

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          悲しみに立ち向かうために

          マイメロはわかっている先日、あるツイートにはっとさせられた。 佐久間レイ @REISAN_no_HEYA 午後11:33 · 2021年12月15日 あぁ、マイメロはわかってるなぁと思った。孤独の正体をわかっているから、適切なアドバイスもできてしまうのだろう(→マイメロセラピー)。 孤独だから「かわいい」を求める佐久間さんが原宿に連れてきた15歳の女の子は、そこに集っている人たちが孤独であることを見透かした。その通りだと思う。でもなんでそこに孤独な人たちが集まるのか考え

          悲しみに立ち向かうために