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【詩】肌に触れたら垂れずに残る



傘をさしたところで、結局どこかは濡れてしまうから、完全に防ぐなら、全身膜で覆うしかないね。
ただ、そうなると呼吸が出来なくなって、体の中を循環してる水も熱も感情も排出しないことになるから、隙間があるほうが案外生きやすいのかも。

水たまりを避ける生き方をしているが、本当は思いっきり水たまりに突っ込んで、下から濡れる道を歩んでいくことに夢見てる。
なにも背負わず、まわりを気にしないで先のことを心配しなくていい。
たくさん濡れて、雨空を見上げたい。

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