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四字熟語で学ぶ―6○四字熟語の書○四字熟語を考える

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2022年3月の記事一覧

「激濁揚清」を考える

げきたくようせい
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悪を取り除き、善を高揚するたとえ。
濁流を速めて流し去り、清らかな波を揚げる意。
「激」は激しく当たって水勢を速くする意。
「濁」は濁った流れ。転じて、不正を働くやから、悪のこと。「清」は水が澄みきっている意で、善のこと。「濁(だく)を激(げき)して清(せい)を揚(あ)ぐ」と訓読する。「揚清激濁」ともいう。
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「羹藜含糗」を考える

こうれいがんきゅう
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粗末な食べ物のたとえ。
また、貧しい食生活をするたとえ。
アカザの吸い物を食し、乾飯を口に含む意から。
「羹」はあつもの・吸い物。
「藜」はアカザ。
「糗」は保存用に乾燥させた飯。乾飯。
一般に「藜(れい)を羹(あつもの)にし糗(ほしいい)を含(ふく)む」
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「羹」 肉・野菜を入れた熱い吸い物。

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