「激濁揚清」を考える

げきたくようせい
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悪を取り除き、善を高揚するたとえ。
濁流を速めて流し去り、清らかな波を揚げる意。
「激」は激しく当たって水勢を速くする意。
「濁」は濁った流れ。転じて、不正を働くやから、悪のこと。「清」は水が澄みきっている意で、善のこと。「濁(だく)を激(げき)して清(せい)を揚(あ)ぐ」と訓読する。「揚清激濁」ともいう。
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「激」 ①はげしくうちあたる。勢いがつよい。はげしい。きびしい。はなはだしい。変化が急で著しい。
    ②強くつき動かす。はげます。たかぶる。感情をはげしく動かす。

「濁」 ①水がすんでいない。にごる。にごす。
    ②乱れけがれている。
    
「揚」 ①高くひらめきあがる。あがる。あげる。
    ②声をはりあげる。大きなことを言う。
    ③名をあげる。ほめあげる。気勢があがる。

「清」 ①水が濁っていない。すんできれいである。きよい。きよらか。
    ②物事にけがれがない。

激しく勢いを速くして
濁った流れを

揚げる
清らかな水を


悪を取り除き、善を勧めること。
「濁」は悪のたとえで濁ったもの。
「清」は善のたとえで清らかな水のこと。
”悪”を激流に流して、”善”を上に押し上げるという意味から。


濁った水を
激しい勢いで流し

清らかな水を
揚げる

転じて


悪を勢いで流して
善をあげる、表に出す


悪を激しく流し、
善を前面にだす


と、
このような
意味になるのだろうと
思います。




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めだまオヤジ
よろしければサポートお願いします。四字熟語は、とても奥が深い分野であると思います。まだまだ勉強が足りません。