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「事業成長」を加速させるデザイナーとは? 〜クライアントワークのデザイナーが目指す景色〜

こんにちは!root採用広報担当です。

rootは「Design Doing for More〜デザインの実践を個から組織・事業へ〜」をVisionに、事業の成長によりそい、デザインを実践しようとする人々を支え、世界をより良く前進させていくことを目指すデザイン会社です。

先日rootは、【「事業成長」を加速させるデザイナーとは?〜クライアントワークのデザイナーが目指す景色〜】として、セブンデックスさんとのイベントを行いました!
イベントでは、テーマに沿って4人の登壇者によるトークセッションが行われた後、参加者との交流会を行いました。

事業会社、デザイン会社関係なく、「事業成長」に関心のあるデザイナーさんにお集まり頂き、
トークセッションと、交流会を通して、クライアントの事業成長にコミットするために、各社のデザイナーがどのようなスタンスで対峙しているのか、これまでの事例を元にお話しする場となりました。
今回はその模様をお伝えします!


Session「事業成長」を加速させるデザイナーとは?

今回、トークセッションの登壇者として、
rootからは、デザインプログラムマネージャーの岸 良平 、プロダクトデザイナーの佐藤 理子が登壇。
セブンデックスさんからは、デザイナーの山﨑 瑠依さん、季山 花蓮さんに登壇頂き、総勢25 人の皆さまとイベントを開催する事が出来ました。

セッションでは、以下3つのテーマをもとに、登壇者がそれぞれの会社での取り組みや考えを語り合いました。

  1. 事業を伸ばすためにデザイナーとして必要だと思うスタンスは?

  2. 「事業成長」をドライブするデザイナーがぶつかった壁、その乗り越え方は?

  3. デザイナーとして、一番狂気的に取り組んでいるところは?

事業成長を実現させるとは?またそれをクライアントワークという立場からどのように実現を目指し、活動しているか?など、熱く語り合いました。

ーー1. 事業を伸ばすためにデザイナーとして必要だと思うスタンスは?

最初のテーマは、「事業を伸ばすためにデザイナーとして必要だと思うスタンスは?」についてです。
クライアントワークという立場からクライアントの事業の成長を実現するためには、どのようなスタンスが必要だと思うかについて、セッションしました。
root 佐藤からは「役割にこだわりすぎない」点を挙げており、肩書きやポジションなどで役割を限定するのではなく、事業成長させるために必要なことをアウトプットしていくことの重要性について、お話ししました。

セブンデックス季山さんからは、「俯瞰的にみる」ことが挙げられました。
ビジネス視点、ユーザー視点両方を持った上で、それを接続するために俯瞰して見ることの重要性について、話して頂きました。
皆さん共通していたこととして、デザイナーという枠に囚われすぎないことの重要性を仰っていました。

また、セッションの中では、” 事業の売上を伸ばす必要があった際に、ビジネスチームやPdMからのニーズとデザインとしてのあるべき姿に対して、どのように折り合いをつけるか” についても問いが投げかけられました。

季山さんからは、「あくまでユーザーにとって良いものを届けることが重要であり、それが決定軸になる」という話を頂きました。
見栄えの悪さがユーザー体験を損なうのであれば見栄えを重要視するべきであり、反対にユーザー体験を損なわないのであれば、デザイナーの感性は拘らないようにしているとのことでした。

root 岸からも、季山さんの意見に賛同した上で、
色々な立場からの意見が出た時、そのうちどの意見が成果につながるかはその瞬間では予測し得ないことでもあり、そしてどんな意見にもそれぞれの正しさがあること。
だからこそ、課題が発生するよりも前に、それぞれのチームにとって何が正しいことなのかの感覚を共有できていることが重要であること。
いわば各社のバリューである部分についての重要性をお話ししました。

ーー2.「事業成長」をドライブするデザイナーがぶつかった壁、その乗り越え方は?

次のテーマは、「「事業成長」をドライブするデザイナーがぶつかった壁、その乗り越え方は?」です。
両社とも新規事業やスタートアップをはじめとして、クライアントの事業成長へコミットするからこそ、ぶつかった壁やその乗り越え方について、セッションしました。

セブンデックス 山﨑さんからは、「クライアントワークとして目の前で求められるものと事業成長を行う視点から見た際に必要なものとのバランスの取り方」の壁にぶつかった際の話をして頂きました。
例えば、クライアントからは機能拡張に関するデザインが求められているフェーズの中、事業成長を考えるとまずは事業のロードマップの策定・KPIを立てた上で、デザインの方向性を握り、取り組む必要がある。このコンセンサスを取ることが難しく、試行錯誤していることでした。
理解してもらえる点ではあるものの、コミュニケーションの取り方を工夫し、前段の部分から伝えていくことで、同じ認識をもつべく動かれているとのことでした。

山﨑さんの話に合わせ、クライアントとの最初の関係構築の作り方についても、それぞれからお話ししました。
山﨑さん、季山さんからは相手やプロダクトのことを知るために、キックオフの時間を丸一日取ることや、クライアントのパーソナルを知るために自己開示をしたり、プロフィール記載のFMTをアレンジするなど、オンボーディングの際の関係構築をスムーズに行うためのHowが挙げられました。

root  佐藤からは逆に、「あえて関係構築のための関係構築をしない」とあり、初動を早くするために、まずは求められることを取りにいき、知ること。それに応える中で、関係構築を進めていくことを大切にしているとありました。

岸からも、「観察する」ことの大切さをお話ししました。
イシューの特定のために、MTGに入っていったり、過去のデータやFigmaを見にいったりなど、現場から一次情報を自ら集めること。またPdMなどと1on1などを行い、なるべく早く意見を吸い上げることで、全体感を把握し、打ち手を考えることができる点。またそのチャンスは序盤の方が断然行いやすい点などを挙げていました。

ーー3. デザイナーとして、一番狂気的に取り組んでいるところは?

最後のテーマは、「デザイナーとして、一番狂気的に取り組んでいるところは?」です。
各社プロダクトのデザイン以外についても、精力的に取り組まれている中、各々が狂気的に取り組んでいることを、1人ずつに聞いていきました。

佐藤は「組織デザイン」について挙げていました。
rootはデザイン会社なので、自社の「プロダクト」というものは存在せず、デザイナー自身が商材であり、価値そのもの。そのため、「クライアントの事業と組織を成長させられるデザインパートナー」であるためには、rootだから提供できる価値を属人ではなくチームとして最大化することが、クライアントへの提供を最大化することにつながるため、ナレッジづくりやカルチャー醸成に、狂気的に取り組んでいることについて話していました。

目の前で提供できる価値と、それらを持続可能に、そしてよりその価値を最大化し、「root」を選び続けてもらうために、プロのデザインパートナーとしてアセットを構築していく必要があり、それは事業そのものだと、rootでは定義しています。

続いて、山﨑さんからは、「ナレッジマネジメントやその活用」について話して頂きました。
デザインパターンをはじめとした再利用可能な知識を体型的に蓄積することで、ゼロからのデザインや、いわゆる車輪の再開発を防ぐことを目指しているとのことです。
現在セブンデックスさんでは事業開発の一環として、業務効率化や教育を目的としてナレッジマネジメントの底上げに取り組まれているとのことでした。

季山さんからも組織の話に紐付いて、「デザイナー同士の横のつながりを作ること」を挙げて頂きました。
デザイナー同士のつながりが希薄化してしまうと、相談がしづらく、会社としても情報の活用が促進しないことから、デザイナー同士が悩みを会話できる場の週次でのセッティングや、ちょっとした相談がしやすくなるような設計に取り組んでいるとのことでした。

root 岸からは、「事業を主語にすること」についてお話ししました。
例えばrootでは、1人2つ以上のプロジェクトを担当し、異なる業態や事業フェーズを同時に経験します。そうするとそれぞれのプロジェクトが相対化され、やり方だけではなく、状況+やり方というセットでナレッジが身体的に蓄積されていく。
rootでは、日々の業務において、やり方(=デザイン)ではなく、状況(=事業)が自然と主語になる環境ができていて、結果的に「事業を主語にすること」に狂気的に取り組む形となっている、とお話しさせていただきました。

アットホームな雰囲気で話し合う懇親会

トークセッションが終わり、最後は懇親会を開催しました。

事業会社、クライアントワーク含め様々な立場の方が参加頂いており、普段接点がない人とも交流できる機会となりました。
それぞれの違いや、共通していること、また抱えている課題感など、各社のデザイン活動について、和気あいあいとしながら、お話しする時間となりました。

本日のテーマ内容やそれに付随した参加者同士の話で、各テーブルも盛り上がっていました。
また、トークセッションでは聞くことが出来なかった点などについて、登壇者と参加者の皆さまで理解が深まる時間にもなりました。

🗣️参加者の皆さんの声

「事業会社に在籍していますが、自分たちと同じく、またはそれ以上に事業成長を考えて、支援されている方々の考えや仕事ぶりを知れる機会となりました。自分自身も事業を捉えるための視野が広がる機会となりました!」

「共感しかなかったです!自分で調べることより、現場に行くという言葉がとても響きました」

「人数も多すぎず、こじんまりとした雰囲気で、交流会などでも過ごしやすかったです。今後も規模を大きくせず開催して欲しいです」

今後新しいイベントを主催・共催しよう、という話をしているメンバーもいたりと、改めて、事業の成長に様々な角度・役割からデザイン実践している方々とのつながりは様々な実りがあると感じた1日となりました。

おかげさまで、社外のデザイナーの皆さんとの交流ができた今回の共催イベント!
様々なノウハウや情報交換をすることができ、今後のつながりも大きくなりました。 rootでは、定期的にイベントを開催しておりますので、ぜひ次回のイベント開催もお楽しみに!

rootでは共にビジョン実現できる仲間を探しています!

私たちは、「Design Doing for More〜デザインの実践を個から組織・事業へ〜」をVisionに、事業の成長によりそい、デザインを実践しようとする人々を支え、世界をより良く前進させていくことを目指しています。

共に、クライアントと事業の本質(芯)を見いだしながら、事業本来の価値をユーザーに届け、デザインの根源的な力を個から組織・事業へと広げることで、世界をより良く前進させていきたいという方!
ぜひ一度カジュアルにお話ししませんか?ご連絡お待ちしています!

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