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ルッキズム、摂食障害

昨今、SNSの発達のせいかルッキズムは加速している。
ガリガリ以外はみんな肥満だ、二重じゃないと可愛くない、食事制限に美容整形に…生きにくい世界

見た目のせいで死を選ぶ。
馬鹿馬鹿しいけれど、それが蔓延る現代社会。
僕もそれに悩まされる1人である。

中学1年の時に極端なダイエットを始めた。
周りより成長が早く「巨人、デカブツ」とあだ名を付けられたのがきっかけだ。
極端な食事制限、過度な運動をし、短期間で20キロ減量した。

当時は太るんじゃないかと唾すら飲み込まずに吐き出したり、座ったら太ると睡眠時以外は立ち尽くしていた。
骨が見えてガリガリの体でも、
太ることへの罪悪感からダイエットを続けた。

そんなある日、変化に気付いた親や部活のコーチに「痩せすぎ、もっと食え」と説教された。
死ぬやら、不妊症、骨粗鬆症のリスクやらを説明され、流石に怖くなって食べる量を増やしていった。
罪悪感で泣きそうになりながら、毎日食べた。
これでよかったんだと言い聞かせた。

しかし、ある程度体重が戻ったところで、「あれ?太った?」と言われた。もうどうでもよくなった。

食べた。食べた。食べた。
苦しくて泣きながら胃に詰め込んで、たまに吐いた。
そこからまた20キロ増えた。
最低体重から+40キロ。馬鹿みたいと自分を責めた。

それから普通の食事が分からなくなった。
0か100の食事。絶食か過食+嘔吐。
自分が見い出せなくなった。

過食嘔吐を覚えれば、胃や喉は荒れ、体調は崩れ、顔は浮腫み、金は嘘みたいに飛んでいく。
今も少し前のクレカで払った過食代の返済に追われる日々だ。

食事は楽しいもの、そうであってほしい。
普通が普通じゃなくなる前に、自分を愛してあげてほしい。
そんなこと言ったって多分、止めることはできない。
自分の苦しみは自分しか分からないように、
誰かの苦しみもその人にしか分からない。

とりあえず、人の容姿を批判する輩を一人一人殴るバイトを見つけたいと思います。


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