日本の化粧の歴史について江戸時代あたりからざっくり見てみた!
日本に住んでいると
仕事に行くとき…
買い物にいくとき…
など、外出時には「マナー」として化粧をする女性が多く
現代では、多様性の風潮から男性でも化粧をする文化が生まれているように思います!
しかし、化粧をしない文化というのは生まれておらず
「潔癖症」や「不潔恐怖症」、「スメルハラスメント」など、美意識を助長する文化のみよく耳にします!
一方で欧州、特にドイツではすっぴんという言葉が存在しません。
どちらかというと、香水の文化のほうが強く、化粧がマナーという文化はあまり根付いていないように思います!
日本で生まれた "化粧=マナー" という文化がどのように生まれたのか?
それを紐解くために、江戸時代から明治時代の化粧文化についてみていきましょう!
【簡単に!】江戸時代の化粧
300年弱続いた江戸時代では、独自の文化がたくさん生まれました。
化粧もその一つです!
江戸時代の人の化粧について、簡単に見ていきましょう!
簡単に言うと
肌はおしろいで真っ白
眉毛は剃っていたため、なし
口紅は唇より小さめに塗って、口を小さく見せることを意識していた
歯は黒く塗っていた
以上です!
詳しく説明すると、肌を白く塗っていた理由は "白さ=美しさ” と思われていたからです!
この文化は現代でも残っていて、日本や中国、韓国では美肌意識が他国に比べて強いですよね!
眉毛をそることについては、現代では不気味なことだと思われていますが
江戸時代では、庶民の場合、結婚・出産後に眉毛を剃ることが成人の儀礼だったそうです。
一方で上流階級の場合は、眉毛を剃った後に書き足すという文化があったそうです。
しかし、当時の日本でも、眉毛を剃る文化については
”美意識から離れている”
と思っていた人が一定数いたと考えられています。
理由は、浮世絵の美人画では、子持ちの一般女性に眉が描かれていたからです。
歯を黒く塗ることについては、"おはぐろ” と呼ばれており、当時は色気を出すための化粧法として存在していたそうですが
現在は残っていませんね(笑)
(美白墨ガキぐらいかなw)
化粧法以外にも、歯周病対策、虫歯対策として使用されていたといわれています。
以下にイメージ画像を貼っておきます。
すこし唇の部分の再現が難しかったですが、上記のようにイメージしていただければと思います!
【江戸時代との比較!】明治時代の化粧
上記画像は明治時代の化粧を反映したものですが、見た目だけでははっきりしないので、江戸時代との違いについてざっくり解説していきます!
明治時代の化粧は以下の通りです。
肌は肌色、肌本来の色を尊重し、自然にきれいに見せる文化に変わった
歯は白い
髪には造花やリボンがつけられている
眉毛はあり
歯と眉毛は、明治時代から西洋の文化が入ってきたことで、変化していきました。
ヨーロッパでは "歯が白い=美しさ” という文化が根付いており、眉毛もないと不気味であるという文化でした。
また日本ほど、美白、美肌意識がないため、肌本来の色を美しく見せる
という美意識が誕生したと考えられています!
また髪には、造花やリボンなどの洋風の小物が伝わり、髪留めの役割を果たしました。
しかし、「白い歯」については浸透が遅かったというデータがあります!
明治時代の歯科医師の研究によると、明治26年に来た患者262人中、約70%の202人の歯が黒かったことがわかっています。
このことから、明治時代になってから26年後でも、約30%の人しか歯を白くしていなかったと考えられます。
理由は、江戸時代は約300年続いてきたため、深く根付いた文化だったからです。
新しい文化、他の国の文化をどれだけ受け入れられるか。
グローバル社会の現在でも大切な考え方になってくるかもしれません。
化粧をしなくてもいいじゃない!
だって、事務作業の仕事をしているだけだもん。
だって、買い物に行くだけだもん。
男だって化粧してもいいじゃない!
だって、容姿がきれいになりたいんだもん。
だって、韓国アイドルのようにかっこよくなりたいんだもん。
いろんな考え方を持っている方が、世の中面白そうですよね!
今日の記事は以上です!
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