ドライガーデンとロックガーデンの違い?ほかの庭の種類も解説
庭を作りたいとき、ガーデンと呼ばれる種類は数多くあります。
それぞれにガーデンとしての特徴や植物の選び方の特徴などさまざまな違いがありますが、その中でも似た庭として、ドライガーデンとロックガーデンがあります。
どちらも大変美しく特徴的な庭ですが、日本の環境で好きな植物や既にある土などを用いて自然に庭を作っていては決してできない庭です。
まずはドライガーデンとロックガーデン、それぞれの特徴から詳しく見ていきましょう。
目次
□ドライガーデンの特徴
1.ドライガーデンのメリット
ドライガーデンとは言葉の通り乾いており、手間がかかりにくい庭です。
剪定や消毒、肥料の追加といったメンテナンスがほぼ必要ありません。
また、何もない空間があるままでも素敵な庭を作れるためお気に入りの植物を追加しやすいです。
花と違い咲いたり枯れたりといった変化も少なく、植物を何も追加せず維持したい場合は植え替えをしなくても庭として成立します。
2.ドライガーデンのデメリット
ドライガーデンに大きな手間はかかりませんが、一方で手間をかけようとするのが大変な庭でもあります。
石と石の間に生えた草を抜いたり落ち葉を掃除したりするのは大変ですし、ドライガーデンで使う植物には棘のある植物も多いです。
棘の隙間をぬっての手入れは怪我のリスクもあり、やや危ない面はあると言えるでしょう。
3.ドライガーデンを構成する要素
では、ドライガーデンは具体的に何で作られているのでしょうか。
象徴的なものとしてはサボテンをはじめとした多肉植物やヤシ類などの植物があります。
それらを植える地面には石や砂利を置き、場合によってはプランターを設置します。
また、必要に応じて土壌改良剤や除草シートを使うことでドライガーデンに向く地面も作れます。
4.ドライガーデンができるまでの流れ
全ての庭に共通して言えることですが、庭を作りたいと思ったらまずどんな庭を作りたいかイメージしてください。
雰囲気やなんとなくの色味で構いません。
その後、庭のどの辺りに作りたいかを決めます。
その場所で改めて作りたい庭をデザインし直し、ある程度のイメージを改めて固めましょう。
最後に植物、石、土の順で選び、イメージ通りに作り上げてください。
□ロックガーデンの特徴
1.ロックガーデンとは
ロックガーデンとは、その名前の通りごつごつした岩や石、植物を組み合わせ、庭を自然の姿に似せて楽しむものです。
メインは岩や石であり、違う大きさを合わせることでできる隙間に植物を植えます。
岩や石はごつごつした溶岩石、砕かれた石などがよく選ばれ、植物は高山植物や多肉植物が多いでしょう。
石や植物の選び方や配置、合わせ方などを工夫すればワイルドになったりナチュラルになったりと様々な雰囲気に変わります。
2.ロックガーデンによく使われる岩や石
名前にも使われる岩や石について、よく使われるのはごつごつしたもの。
150ミリメートルほどの大きさを選ぶとよく主張してくれるでしょう。
具体的に、荒々しいロックガーデンには溶岩石が向いています。
火山が噴火して噴き出した溶岩である溶岩石は水はけが良く、庭の湿度を調節する機能があります。
ごつごつした見た目だけでなく、この多孔質という機能がガーデニングに向く魅力でしょう。
クールな印象を与えたい場合は白砕石がおすすめです。
ごつごつした質感に加え、単色ではなく白色と灰色が混ざり合ったような色合いは落ち着いた雰囲気を持っています。
天然に生み出される琥珀色の色合いが美しいクォーツロックもロックガーデン虫の石のひとつです。
透明感のある色合いはほかの石より明るく、柔らかい印象を醸し出してくれます。
荒々しくないロックガーデンを作りたいのなら、クォーツロックの上品な雰囲気は魅力的でしょう。
3.ロックガーデンによく使われる植物
続いて、ロックガーデンでよく使われる岩や石によく似合う植物について見ていきましょう。
まずサボテンをはじめとした多肉植物です。
インパクトのある見た目がアクセントに良く、組み合わせも多岐に渡ります。
花をつけるものや色が変わるものを選べばより雰囲気も変わります。
高山帯に生えている高山植物も、ロックガーデンとの相性は抜群です。
小さな花をつける高山植物であれば彩りも添えられるでしょう。
また、意外なところではハーブもロックガーデンに向いています。
種類が多いため、ガーデニング初心者に育てやすいものも見つけやすいです。
□ほかの庭の種類にはどんなものがある?
今回ドライガーデンとロックガーデンに着目しますが、ほかにも数多くの庭が存在します。
その中からいくつかご紹介します。
1.ナチュラルガーデン
自然な美しさを生かす、ナチュラルな雰囲気の庭を指します。
植物が生き生きとして見える特徴があり、イングリッシュガーデンもナチュラルガーデンに分類されます。
2.ボーダーガーデン
敷地内にあるさまざまな境界線に植物をボーダーに植えた庭を指します。
生垣もボーダーガーデンに分類されます。
3.シェードガーデン
半日陰をはじめとした日当たりがあまり良くない場所で作れる庭です。
しっとりとした雰囲気を楽しめます。
4.カラーリーフガーデン
花ではなく、葉の色の美しいカラーリーフでまとめられた庭を指します。
メインが花ではないからこそ、年間を通して同じ美しさを保てます。
5.ジャンクガーデン
味わい深いジャンクな小物を使った庭を指します。
鉢を使うことが多く、高低差を出しやすい特徴があります。
□ドライガーデンとロックガーデンの違いとは
1.デザイン
ドライガーデンは乾いた環境に向く植物をメインに使います。
ロックガーデンでは岩や石を使い、山岳地帯のような環境を作れる庭です。
2.植物の選び方
どちらも砂利や石、乾いた環境に向く植物を使いますが、細かくは違う点も多々あります。
ドライガーデンは乾燥に強い植物がメインです。
サボテンをはじめとした多肉植物、草本植物などを使われますが、これらには広めの空間が必要です。
一方のロックガーデンは言葉の通り石や岩がメインであり、その隙間に植物を配置します。
3.メンテナンスの違い
ドライガーデンは乾燥した地域に向く植物が多いため草刈りや剪定はなく、水やりも回数が少ないです。
かなり簡単と言えるでしょう。
ドライガーデンと比べると、ロックガーデンのメンテナンスは複雑です。
いくつもの植物に対して草刈りや剪定が必要ですし、水やりも定期的にしなければなりません。
どちらも見た目に美しく、水やりも一般的な花を育てるよりは少なく済みますが、やはり違いはあるでしょう。
4.コストの違い
ドライガーデンのコストは、アガベ、サボテンなどの価格が、人気が出ていることもあって、値段が上がってきていますので高価になりつつあります。
一方、ロックガーデンは安価になる可能性があります。
ドライガーデンに比べ、よく出回っている植物も使えますので、安価にできます。
□まとめ
ドライガーデンとロックガーデンは一度写真で見比べてるだけではその差が分かりにくい庭です。
しかし、きちんと知識として違いを知り見比べると明らかな違いが見つかります。
どちらが優れているだとかどちらが美しいだとかの違いはありませんが、明らかに違うということは好みが分かれるということです。
ハーブが好きか、岩や石が好きか、といったものだけではなく、好みの色や雰囲気、形などから考えるのがおすすめです。
写真やブログなどを見て、自分の好みを見つけてください。
満足のいく庭を作る第一歩になります。
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