落ちこぼれが30を超えてアメリカに留学して、起業する物語⑤(※価値観編)
なぜ書くのか
ブログというのは、私の中で日記のようなものとして位置付けています。Well-beingの権威であるTal Ben Shahar教授もJournal(日記)の重要性を伝えていますが、自分の気持ちや考えを反芻するためにとてもいい方法だと思っているので改めて書いていきます。
何を書くか
前回のブログでは、「食生活」について、その概要と驚きについて振り返っていきました。今回は「価値観」に関する気づきや発見について振り返っていきたいと思います。当然私の知り合いレベルの話なのでこれがすべてではないですが、印象に残った事を書いていこうと思います。
① 学びに年齢は関係ない
引用:http://www.wish.co.jp/purpose/college/countries/america.html
まずアメリカの教育システムを簡単に説明すると、多くの大学が社会人向けに多くのコース提供をしている点が一つの違いです。中でもシリコンバレーは世界中から人が集まっており、様々な国籍・年齢・バックグラウンドの仲間と出会うことが出来ます。実際に人口分布をアメリカ内で比較しても、その人種の多様性は随一です。
2児の母を持つ母親で仕事をしながら大学院に通っている友人もいましたし、70歳を超えてから二年制大学に通っている人もいました。こんなところから、「学びに年齢は関係ないな」と強く感じたものです。
更に大きな違いは「自分のお金で参加している事」。日本だと企業が教育費として多くの投資をしていますが、大半は本人にとってリスクのない形になっており、忙しいから今日は遅刻、、なんてこともあります。それと比較をすると参加者のモチベーションがやはり違います。
② 深い専門性やキャリア上のユニークさを身につけ続ける
たいていの有名どころの会社の募集要件には大学院を卒業している事や1つの会社で複数年勤務している事が条件になっています。それ以外にも資格は有用で、HR系であればPHR、SHRMなどの資格を持っている事が必須条件となっています。
それ以外にもいわゆる「Who am I?」というアイデンティティを確立するアクションをしなければ競争の激しい環境では選ばれることがありません。
例えば、医者や先生がプログラミングのスキルを学ぶことなどもそうです。この採用やキャリアのあり方や考え方の違いも、「学びに年齢が関係ない」理由の一つかもしれません。
③ 上司と私は対等な人間
「Leadership&Management」という授業でクラスメイトにこんな質問をしました。
私:「日本だと会社の社長って家族の父親みたいな捉え方があったりするんだけど、●●にとって、社長とか上司ってどんな存在?」
友達:「Well....It's Just a Peer(単なる仲間かな)」
上司であっても自分と同等でありあくまでも役割や経験や能力の違いがあるだけだと言ってくれたのです。ここまで言い切れるのも友人の性格もあったと思いますが、日本だと上司には敬語で、そうでないと敬語じゃないことが多いですね。その結果なんとなく「上司は偉い」みたいな無意識で出来ています。
こんなコメントを聞くと、就社だとか就職だとか言われる背景が少し理解できたような気がするのです。
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続く・・・
Masa