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バンドは生き物。


今日はInstagramのストーリーに危うく綴りそうになってしまった、超個人的な話です。

Instagramのストーリーを見るような気持ちで
さらっと、さらっとね、読んで頂ければ幸いです。

私はバンドが好きなのですが、ふと思えば
大きくなって有名になったバンドのアルバムも、

結局

カントリーロードだし、
アルデンテだしエイチビーだし、
narimiだしmother'sだしwoman'sだし、
死ぬまで一生愛されてると思ってたよだし、
Familiaだし、おかずのごはんだし、
スーパースターだし、stroboだし、
King GnuはCEREMONYが好きだけど、

初期(ファーストセカンドサードあたり)のものばっかり聴いてしまう。

新曲が出るたびそれもいいなと思うのだけど、
なかなか初期には敵わない。


どこかの世界観さんが言っていた、


初期はもっと勢いがあったし尖ってたのに
最近なんか丸くなっちゃったからつまんないな

みたいな、ざっくりいうとそういった類に
カテゴライズされる気持ちだと思う。

いや、でも、さっきも言ったように
新たにリリースされる曲はその都度好きになって
「お、いいな」ってプレイリストに入れるくせに「初期が、初期が、」って心底おこがましい話なんですけれども。

このアルバムも超好き(矛盾)


新しいのも聴いとるやないかいって、話なんだけれども。

結局、結局ね、戻ってきちゃうというか。

ここ数年は新しいバンドを発掘することの方が楽しかったりする。初期の彼らを見れている楽しさというか、ここからおっきくなっていくのかな〜〜なんて思いながら、出逢えた嬉しさとか、そういう気持ちを感じられるからだと思う。

まだ、大衆に見つかっていない分、世間体なんかに囚われてなくって、良くも悪くも尖っているしね。

自分たちの世界をただひたすらに音にしているというか。万人ウケより自分ウケ、というか。

初期のバンドにはそういう青臭さも滲むから好き。


何故この話かといいますと、、

今日、年明けに行く予定の
とあるバンドのセトリを見てしまって、

Twitter(まだXって言い慣れない、、)で
「セトリ最高すぎる!」「過去1!」「泣いた!」みたいなツイートが溢れていたから、
ワクワクどきどきしちゃったりなんかして、

でもそのワクワクの主な成分は
「あのあたりの曲(初期のアルバムの曲)が沢山入ってるといいな」っていう自分のエゴだったと、

セトリを見てからちょっとへこんだ自分に気づかされて。

新しい曲が、多かったのです。半分以上?
もしかすると、8割くらい?かな。

全然いいの。行ったら楽しいもん、間違いなく。
何なら彼らが生きていてくれて楽しく音楽をやってくれているだけで十分なの。

ただちょっと、初期のアルバムに未練タラタラな女なので恋しいというか寂しいというか、なんというか。

もうあの頃の彼らではないんだな、みたいな。

そしてその変なもやっとした気持ちに、
私は本当にまだ彼らを好きなのだろうかと思わされて、もしかしたら次が最後のワンマンライブ参戦になるかもしれないな、なんて思ってしまったりして。

なんて贅沢なことを言っていたら、
バンド側が急に解散しちゃったり、活動休止しちゃったりなんて可能性もあるんだから、「バンドはね、生き物だから」なんてよく言ったものですな。

アイドルとかもそうだけど、「会いたい」「生で聴きたい」と思ったバンドは思った時に会いに行かなきゃ、永遠は確約されていない。

数ヶ月前の私はそう感じて、
このチケットを手にしているわけだもんね。


新しい彼らもまるっと愛せるといいなと。

さて、


同じものを、同じ人を、同じ何かを、
ずっと好きでい続けるってすごく難しいことだと思う。好きでいる時はそれには気付かないのだろうけど。熱量が続くって、すごいことだと思います。

推しを推し続けられることも、素敵ですね。

恋人と長く付き合っていて、愛おしいという気持ちが続くことも。

なんだかんだずっと続けている趣味がある人も。

毎年誕生日を祝いたいなと思える親友が、今年も変わらず親友でいてくれることも、奇跡に近い。

波風が立つことがあったとしても、
熱量に波があったとしても、
気持ちの軸となる部分は変わらないということ
それはすごく大切で、尊いことだと感じました。

バンドのセトリくらいで大袈裟だよ、って話なんだけれども(笑)


好き!って感じたこと、
会いたい!と思った気持ち、

一時的なものかもしれないけど、
もしかしたらそれがこの先ずっと続く気持ちになる可能性だって大いに秘めているから、丁寧に、大切にしたいですね。


最後に、

また別のバンドの話なのですが、

そして、どんなに生の音を聴きたいと願っても
もう彼らは解散してしまっているのですが、
この季節になると聴きたくなる歌があります。

彼らの解散を文面で知るしかなかったあの日、
バンドは生き物だと痛感した記憶があります。

そんな彼らの曲を添えておきます。


冬に入る一歩手前に、ぜひ。

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