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どこかの世界線ではきっと何かが待っている。

東京にきた
大阪で育った私からでも思う。
都会だ。
街の人たちは、みんなキラキラ輝いて見える
おしゃれな服を着て、おしゃれなワンちゃんと
人々が歩くスピードは鬼の速さで
みんな自分の我が道を行く。

1人でカフェに来て、抹茶ラテを頼んだ
カウンターの席に座る。
周りの人たちがよく観察できる席。
日本人、アメリカ人、中国人
いろんな言語が飛び交い、個性あふれる世界
今までに味わったことのない新鮮さと刺激を
たくさん感じながら、抹茶ラテを飲む

向かい側に男性が座った。
彼はイヤホンをしながら
ピンクのスマホケースで片手にはドリンクを。
知らない人、出会ったことのない人
ただ、この世界で同じ時を刻んでいる
目の前に現れた人、という意味では
何かの意味合いを求めてしまう。

何かが起きるのをただただ
眺めている。
そう、ただ同じ今を共有しているだけの人
そこにはとてつもない真実が隠れている
そんな気がする。
過去でもない未来でもない”今”を
共に生きられる人は、そう多くはない。
きっと、通り過ぎていくただの通行人
なのかもしれないし、自分の運命を変えてくれるような出会いの人物かもしれない。

それはまだ誰にもわからない、
けれど、その可能性が誰にでもあることに
私はときめきを感じる。
人生なんて奇跡の連続だから、
きっとこれからも面白いことが
たくさん待っている。そんなことを
少し期待して、抹茶ラテを一口。

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