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ほまれ
2023年6月27日 15:53
小説の好きなところは、そこに自分だけの世界があるところだ。知らない人でも、知っている人でも、家族でも友達でも恋人でも、どんな人だって立ち入ることができない世界。とても孤独な世界だと思う。だけど、わたしにはその孤独が必要なのだ。仕事終わり。くたくたになって乗る電車。ああ一人になりたい、と思う。誰もいないたった一人の空間で、思い切り息を吸って吐きたいと思う。そんなとき、カバンの
2023年6月20日 17:03
きっと、この人にも地獄があるのだろうなあと最近思う。電車で隣に座った人にも、コンビニのレジで前に並んでいる人にも、誰かにペコペコ頭を下げている人にも、楽しそうに笑っている人にも。地獄と表現しないまでも、きっと苦しみや悲しみはあるだろう。その苦しみに直面したときの心の傷だって立派な地獄だ。けれどわたしには、その人たちの地獄を完璧に覗き見ることはできないし、想像することもできない。こんな辛い