土曜日の晴れた午後を想う、昭和も悪くなかった。
社会人になったころ、
メールは会社でしか見られなかった。
会社のドメインだから。
いまは家からでもアクセスできる。
コロナのときにリモートワークが入ったこともあって、
仕事の大半は家でパソコンつかえばできるものが多い。
書類や資料作成は大体家でできてしまう。
良くないのは、休日の境目がなくなってしまう自分だ。
ついついパソコンに向かって終わっていない仕事を片付けてしまう。
スラックやメールは携帯の通知をオフにした。
さすがに休みに携帯で仕事の通知をみるのはうんざりした。
自分主導にしたいから。
そういうこともあって、
休みの日にスラックで発信するのは避けている。
投稿日時を指定できるので、だいたい月曜日の始業時間に予約投稿をする。
メールはそうはいかない。
休みの日だけど、社外の人にメールする。
たいていは戻ってこない。
みんな、ちゃんと休んでるんだなって思っている。
たまに戻ってくるメールをみると、
その人も家でメールをみているのかな、
休日出勤しているのかな、
たまたま出勤日だったのかな。
もっとみんながちゃんと休み日ってあったんじゃないかな。
それだけは惜しくも失われてしまったものな感じがするけど。
幻想かもしれない。
半ドンってわれた土曜日の午後が好きだった小学生の頃、
あの土曜日の午後は、世界中がお休みに入ろうとしている気がしていた。