情熱の真っ赤なバラ
「永遠なのか本当か
時の流れは続くのか」
情熱は永遠じゃなかったかもしれない。
冷めてしまっている自分
燻っている自分
贅沢だなと思う。
テレビの中で、
画面の向こうで、
本の中で、
時折出会う人で、
今に一生懸命で生き生きしている人を
羨ましく思う。
「答えはずっと奥の方
心のずっと奥の方」
僕の心は固く閉ざしてしまったのか、
何にもないのか
奥深いのか
答えに目を背けているのか
「涙はそこからやってくる
心のずっと奥の方」
涙を流すこともしばらくないまま。
それは幸せなこと。
だけど
こなすだけの仕事に、日々一喜一憂したり、
誰かを疎ましく思ったり、
狭い職場で居場所争いをしたり、
そんなことは疲れてしまったかもしれない。
だけど、そんなつまらないことになりよりこだわっているのが、
僕自身だ。
「なるべく小さな幸せと
なるべく小さな不幸せ
なるべくいっぱい集めよう」
いいも悪いもちゃんと拾って
そうこうしているうちに、自分の情熱のかけらをまた
拾えるかもしれない。
力をつけたつもりでいたが、
まだまだ虚な弱っちい一人だ。
身につけたものが多過ぎて、
身動きがとれなくなったのかもしれない。
必死に働くのが当たり前の人がいる。
必死に働いて頑張っている人がいる。
必死の手前で足踏みしている自分がいる。
力を溜めているんだと思いたいな。
春夏秋冬、
毎年小さな花を咲かすために。
水やりが下手だな。
心のずっと奥の方。