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痛い外気、ブラックコーヒー

仕事帰り、バスを待っているときのスマホを持つ手が痛くなってきた。「今日は寒いですね」じゃなくて「今日は痛いですね」の方が正しいかもしれない、とか考える。 子どものころ、吐く息が白くなるのが楽しかったから何度もハァーっと息を吐いては自分から出た水蒸気を眺めていた。 家に帰って、お湯を沸かしてコーヒーを淹れる。 コーヒーの湯気を眺めて、冬を受け入れている。 ブラックコーヒーを飲めるようになったのは26だったか27だったか、とにかく結構大人になってからだった。 それまでブラック

    • 「丁寧だね」と言われるたびに私は自分を責めました。

      「私って急性期向いてないよね」 私がまだICUで看護師をしていた頃、同じ病院の循環器と外科と内科混合の、院内でも一番忙しい病棟で働いている私の同期が私にそう漏らした。 私と同期だから看護師歴は10年目だし、以前の病院では国立の、しかもICUで働いていたはずだ。 一人ひとりに丁寧な看護をしたいと思っている彼女は、効率が全ての目まぐるしい仕事にのまれているのを私は知っていた。日勤には7:45に出勤し、ここ5年残業がない日はない。2交代だけど終電に間に合わない日もあるからと病院の

      • 看護師から医療系企業へ転職した話①

        死ぬ思いで看護学校を卒業し、ようやく看護師になって1年目の辛い時期を乗り越え数年目。 「看護師しかしたことないから、辛くてもずっと看護師しかできない」 「全然別の仕事なんて無理」 「結婚して子供産んだらクリニックかデイか、訪問看護かなぁ」 と私も思ってました。 私はこのままずっと看護師をしてくんだろうとなんとなく思ってました。去年までは。看護が苦手な私はICUのあの回転率やアセスメント、疾患や薬の勉強が好きでした。コロナの時代になっても、大変だとは思いながらもなんとなく受け

        • 大丈夫になるために与論島へ行った話

           看護師を辞めてニート期間を1ヶ月作ったのだが、この1ヶ月はとにかくしたいことをしたかった。お金に糸目を付けず、今しかできないこと、心が整うことをしたかった。  大丈夫じゃない状態から、自分の力で自分を大丈夫にするにはかなり労力が要る。一歩踏み出すのに超えなければならない心の壁がいくつかある。心が凝り固まっているのだ。  5月末に退職したが、最終出勤日は28日の夜勤明けだった。 私は次の日の29日からかなり嬉しくなってしまい、その日のうちにジェルネイルをし、ずっと行ってみ

        • 痛い外気、ブラックコーヒー

        • 「丁寧だね」と言われるたびに私は自分を責めました。

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        • 大丈夫になるために与論島へ行った話

          転職の話でもしようと思う

           生理痛が下腹部と頭にきてて、ロキソニン4錠じゃ治ってくれなさそう。生理痛って人間設計上のバグの一つだと思う。けっこー痛い。かといって今の私にはピルを服薬するという手段を取れないから我慢するしかない。子どもを望んでいるから。とにかく痛いので、深夜だしノリでノートでも書くか、と思っている。ちなみにこの話にオチはないが、私は看護師歴10年の間に転職4回やってるので、その話でもしようと思う。4000字あるから気をつけてね。お腹はかなり痛い。  そういえば新人看護師時代、夜勤中に経

          転職の話でもしようと思う