【短歌一首】 息詰まる三十八度超えし日も水色の空茜に移ろふ
昨日(7月29日月曜日)は一段と暑かった。
この夏、一番暑く感じた。
日本全国危険な暑さとニュースは連呼。40度超えの地域も出てきている中、東京も37度超え。
35度以上の猛暑日が続くと、体も頭もひたすら暑く、だるく、思考力も行動力も半減またはほとんど機能しなくなってくる。 昼間に少し外に出る時間があったが、何も考えられない。暑くて息苦しく一刻も早く涼しい場所を求める。
そんな一日も夕暮れ時の西の空は美しい。まだまだ暑いがようやく少し天候をじっくりと味わう気持ちが出てきた。
夏の夕暮れの空を見ていると、ユーミンさんの1976年の夏の名曲「晩夏(ひとりの季節)」を思い出す。夕暮れの空の色の移ろいを歌った名曲。もう50年近く前の曲なのに、今聴いても全く色褪せていない、本当に美しくカッコいい。(目を瞑っていても歌える。最近、ピアノの弾き語りでこの曲を歌っている。)
多摩美術大学で日本画を専攻したユーミンさんの色の表現の豊かさに、学生時代打ちのめされた。
今日も猛暑日。夕暮れを楽しみに炎熱の一日を乗り越えよう。そして、できれば日中の暑さにも心と体の余裕を持って臨みたい。
猫間英介