【短歌一首】 底冷えのどしゃぶり止まぬ三月に地の蓄ふは春の潤ひ
こんにちは。
統合カウンセラーの猫間英介です。
短歌は季節ウオッチング・セラピー&コーピング。
寒さも、暴風雨も、気持ちの沈みも、短歌を詠んで乗り切りたい。
それにしても今年の3月の天候は寒暖差が大きく、寒の戻りも尋常ではない。この季節、「花冷え」という言葉がある。
しかし、今年の寒の戻りはそんな生易しいものではない。「底冷え」というのがピッタリ。
昨日の東京は、朝から晩までとても寒く、強い風としつこく降る土砂降りの雨。一昨日も雨だったがやや生温い気温でダウンをきていたら暑くなった。その延長で昨日は少し軽い服装で仕事に出かけたら、街にいても、駅にいても、仕事場にいても体が一日中冷えていた。横殴りの雨で、少し歩いても、駅の中にいても、体が濡れてしまう。一体、この春、どうなっているのか。
たかだか数十メートルを歩いているときも、靴も上着もどんどん濡れる。
東京駅の八重洲口には、階段を上っていく「グランルーフ」というテラスがある。たまにそこを通ると結構人がいるのだが、この日は全く人影なし。
強い雨風で傘も裏返り。
この後、仕事で上野に向かうが、電車を待つときも、上野の駅でも街でも暴風雨が続く。しかも、相変わらず、寒い。
上野公園の桜を見る予定を立てていたのに残念、という会話がいたるところで聞かれた。 ちょっと前まで開花予報では、東京の桜の満開は3月28日頃などと言っていたのに。一体この春の気候・天候はどうしちまった?
せめて、このどしゃぶりの雨は、素晴らしい春のために大地が水の精を蓄え、養っているととらえることとする。
この後、仕事で秋葉原に戻るが、夕方になっても冷え込みと強い雨風はまったく勢いが衰えない。 夜には風がさらに強くなった。翌日(=今日)は快晴の予報だったから、大気の入れ替えが激しさを増していく。
こんな日に限って一日中仕事の外出となってしまい、終始、雨と風と冷えに煩わされた。(折り畳み傘もヤラレタ。)でも、どんな天候でもなんとか五感と身体全体で受け止めて、味わって、少しは楽しんで、んで短歌で詠み倒してやりたい。
猫間英介