【短歌一首】 吾の行く先々カラス舞ひ降りて口を尖らせ何を知らせむ
最近、カラスの写真がやたら多くなった。
それは街を歩いているときや公園などいろんな場所にいるときに、カラスを間近に見かけることが多く、そのたびに写真を撮っているから。
光沢のある黒い色、その鳴き声などから、昔からカラスは不吉な鳥とされることも多かったようだ。
カラスの繁殖期は3月頃から8月頃とのことなので、この時期にカラスをよく見かけるのかもしれないが、それにしても以前は電柱の上に留まっているカラスを見かけてそのフンが落ちてくるのに注意しながら歩くことはよくあったが、最近はかなり至近距離で見かける。
こちらからカラスを求めているのか、それともカラスに好かれているのか、いや狙われているのか。
そういえば「鬼滅の刃」という人気漫画でも、本部から鬼殺隊の各メンバーへの伝達事項はカラスが伝えているが、カラスがしきりに口を尖らせてこちらに何かを言っているようにも見える。
カラスは不吉の兆しのように扱われることもあるので、こちらに何か重要なこと(恐ろしいこと?)が起きる可能性を告げようとしているのか、などと想像をしてみる。
どうも自分のいく先々でカラスが舞い降りてくる。
一般的には、カラスは3月頃から巣作りを始め、4月から5月に卵を産み、5月から6月にヒナが育ち、6月から8月にヒナが巣立つ。
この時期は、カラスが街中などで人や他の動物を攻撃したりすることも多くなるらしいが、それは卵やヒナを守るために他者に対して威嚇行動をとり攻撃をするから。いつも散歩がてらじっとカラスを観察している私に対してイライラして怒っているのかも。
突き詰めると、自分はカラスのことをかなり好きなのだと思う。
時に人間を攻撃することもあり、街で嫌われ者、厄介者扱いされることが多いカラスに、どこか惹かれるものがある。
そういえば、映画化もされた不良ヤンキー漫画の「クローズ」(CROWS=カラスたち)や、バレーボール漫画の「ハイキュー」(主人公が所属する高校が烏野高校)でも、カラスは世間からははぐれもの扱い、しかし、自由で、媚びない、タフで、したたかで、ひたむきな、ヤンチャな存在の象徴として描かれている。(どちらも全巻持っている。)
そんなところが好きなのだろう。
あと、カラスは神の使いとして信仰されることもあるらしい。
猫間英介
生き物短歌を集めました。
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