【短歌一首】 セーターを抜くる冷気に縮こまる薄日の駅は遅延告げたり
いきなり冷え込んできたこの数日。
晴天の日の外出時には、太陽の明るさに騙されてつい薄手の格好で出かけると酷い目に遭う。
駅のホームで電車を待っているとやたらと寒い。冷たい北風が容赦なく吹きつけてきて、やや薄手のセーターの網目を抜けて肌に冷気が染み込んでくる。
まだ午後3時前だというのに太陽の光がすでにかなり傾いていて弱々しい。
いいかげん早く電車に来てほしい。駅で待つ身はひたすら寒い。
寒い寒いと思いながら電車を待っていると、人身事故の影響で列車の運行が大幅に遅延しているとのアナウンスが流れた。
駅で待つこと約25分、ようやく電車が来た。 かなり体が冷えてしまった。
やっと乗れた電車を目的地で降りる頃には、すでに太陽の光が一段と弱くなり、夕暮れに近づいていた。
今日は一桁台の気温なのに服装が薄手すぎた。 これからは外出時の服装にもう少し注意を払おう。今年は秋がなかったので冬への衣替えも大幅に遅れていたのも一因。
猫間英介