【短歌一首】 川沿いのテラスに熱き風抜けてソレイユ歌ひ梅雨明けを告ぐ
7月18日(木)の朝の天気予報では、東京や横浜は晴れて猛暑の一日になるとのこと。
午後一で横浜の桜木町で用事があるので午前中に家を出たが、最寄駅までの路上もかなり暑い。そして駅のホームはなお暑い。 特に横浜駅での乗り換え時には、電車を待っている間、人の多さとホーム内に充満した暑さで汗だくになってしまった。
午後の用事の前に軽く昼食を取ろうと、お店がいろいろ入っている横浜市庁舎ビルに入った。ビルの中のカフェやレストランはお昼時で混雑しているので、あえて外のテラス席を選んだ。
外のテラス席には誰もいない。大岡川を抜ける風は確かに熱いが、決してベトつく感じではなく、むしろ体を心地良く抜けていく。 席は日陰なのでビルの中の寒いエアコンの中にいるよりもずっと心地良いのではないか、と思う。
冷たい飲み物は苦手なのでホットコーヒーを飲んでいると、大岡川を抜ける風が汗をかいた肌にひんやりとして気持ちがいい。
やっぱりひまわりには曇りや雨ではなく青空と真夏の太陽がよく似合っているなあ、などと思いながらスマホを見ていたら、関東地方に「梅雨明け宣言」が出たことを知った。ひまわりが喜んでいるように見えてくる。大岡川を吹き抜ける風も一段と熱い。
ひまわりは漢字では「向日葵」とか「日回り」とか書くし、「日輪草」とか「日車(ひぐるま)」などの別称もあるくらいだから、太陽そのものみたいな植物。
ひまわりは太陽そのものと思いながら言葉調べをしていたら、「ソレイユ(soleil)」というフランス語も出てきた。 ソレイユが太陽を指すことは知っていたが、①「太陽」の次に、②「植物のヒマワリ」と書かれていた。
ひまわり=太陽というのは、世界共通。
いよいよ梅雨明けで、今年も熱い、暑い、長い夏になるのだろう。
なんとか暑さを上手く受け入れながら、夏という季節をじっくり味わい、楽しみたい。
それにしても、梅雨明けの日は猛暑、本当に暑い。
猫間英介