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【短歌一首】 裏をゆく私鉄に梁の軋みたるカフェに安堵のリズム宿れり
裏をゆく
私鉄に梁(はり)の
軋みたる
カフェに安堵の
リズム宿れり
新宿から代々木周辺にかけての私鉄沿線は、民家の裏スレスレのところを電車が走る。そして特急、急行、準急、快速、各駅停車と種類も本数も多い。
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線路脇の狭い通り道を歩いていると、列車の車輪がすぐそばを通り抜けていき、結構迫力がある。様々なカラーの車両を眺めるもの楽しい。
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線路沿いにはたくさんの民家やビルが、線路ギリギリのところに建っている。まさに軒先を掠めて電車が走っているという言葉がとてもしっくりとくる。
小さな路地が抜ける踏切もたくさんあるが、運行本数がとても多いため、踏切が開いたと思ったらすぐにまた警報音がなり閉まってしまう。
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代々木周辺の私鉄沿線には、線路ギリギリのところに立っている民家がカフェとなっているところも結構あり、店の窓から見ると目の前を電車が過ぎてゆく。
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何回か来たことのある民家を利用したお気に入りのレストランでは、2階に席がありそこから手が届きそうなところを電車が過ぎてゆく。木造建築の民家の建物は列車が過ぎるたびに窓や梁が鳴ったり、少し軋むような揺れを感じこともある。
それらの音や軋みや揺れがどことなく心地よく、店にいる間のいいリズムになっている。
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カフェで電車の音や振動も楽しみながら、ゆっくりといい時間が過ぎてゆく。
猫間英介