【短歌一首】 月下ゆくバスの窓には仕事終へ帰る数多(あまた)の蒼き顔見ゆ
こんにちは。
統合カウンセラーの猫間英介です。
短歌はセラピー&コーピング。 仕事で疲れたときこそ短歌は心と体を癒してくれます。
3月はいつも年度末で仕事がドタバタしています。特に今年の3月は天候の悪い日が多く、通勤や帰宅時に雨風にやられることも多くあり体調が乱れ気味でした。そんな中、たまに晴れて澄み渡った大気の中で通勤や外出することができた日はとても心地よく感じます。
バス停に向かう途中、ビルの上方に丸い月がくっくりと出ていました。
バス停で月を眺めていると、向こうの角から二両編成の連結車両の通勤バスがやってきて、30メートルくらいの長い列でバスを待っていた人たちが、吸い込まれるようにどんどん乗り込みます。
バスの窓から外を眺めていると、外の景色だけでなく、バスの中の人たちの顔もたくさん窓に映ります。バスの中のやや暗めのオレンジ色のライトと窓の外からの光でみんなの表情が照らされ、黙ってうつむき加減で乗っている人たちの顔はどれもほのかに青白く見えます。
仕事が終わった安堵、帰宅の喜び、心配、それとも一日の疲労か。
3月が事業年度末の会社が多いので、多分、バスの中の人たちは年度末の追い込みで仕事が忙しいと思います。バスの扉が開くと、みな速い足取りで駅の階段を駆け上っていきます。以前はそのまま駅の近くに飲み屋に流れる人たちをよく見かけましたが、今はほとんどいなくなりました。(そのせいか、駅の近くの飲み屋のテナントはしょっちゅう変わっている。)
みなさん、仕事お疲れさまでした
猫間英介