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【短歌一首】 たかが5度の室温の差に掛け布団夏から冬へ柔さ極まる

たかが5度の
室温の差に
掛け布団
夏から冬へ
柔さ極まる

明け方、ちょっと寒くて目が覚めた。 
まだ掛け布団は夏掛けだが、昨日はかなり温度が下がってきたので長袖のスウェット上下で床についた。

朝の東の空

夏掛けにくるまりもう一度眠ろうと思ったが冷える感じが抜けないので、慌てて押し入れからまだ袋に入っている冬の布団を引っ張り出してそれをかけた。やはり温かくて気持ちが良い。

澄み切った秋の空

朝6時半ごろに布団から出て起きると、やはり結構ひんやりとした朝だ。
「今日は随分と冷える感じがするな、いったい何度くらいだろう。」と思って居間の温度計をみた。

25.6度の朝

部屋の温度計は「25.6°C」と出ている。なんだ25度以上もあるのか。
ついこないだまでの猛暑の時には、エアコンを入れないでいると同じ温度計は30℃〜31℃を指していた。暑い暑い、この暑さなんとかしてほしい、などと言いながらエアコンのスイッチを入れていた。

猛暑の頃

それにしても、25℃と30℃のたったの5℃の温度差で、ここまで寒く感じてしまうのか。25℃もあるのに。 エアコンなどと気の利いたもののなかった扇風機と石油ストーブの子供時代は、いったい自分はどうやって生きていたのだろう。冬でもずっと半ズボン履いてたし。

この脆弱ぶり、軟弱ぶり、なんと自然の変化への順応力が落ちてしまったのだろうか。本当に柔い、ヤワい、危うい。 25℃で寒いと言っているのなら、これから迎える冬をどう過ごすのか、じっくり反省し検討していみたい。

猫間英介



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