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【短歌一首】 宵の口東の空に中秋の満月来たり残熱の街

宵の口
東の空に
中秋の
満月来たり
残熱の街

9月17日(火)の満月は「中秋の名月」
朝からのニュースや天気予報からすると、自分の街では見ることができそうだと思って期待していた。

東の空に満月

午後6時半過ぎに東の空を見てみると、丸い月がクッキリを上り始めていた。
毎年9月は天候不順もよくあり、これまで月が見えないいわゆる「中秋無月」となることも度々あったが、この日の夕方は空がわりと澄んでいた。

中秋の名月
中秋の名月

久しぶりに中秋の名月をゆっくり眺めながら、ふと子供の頃中秋の日に、家族でススキと月見の団子を並べて月を見ていた時のことを思い出した。月見団子を楽しみにしていたのだが、食べても固いし美味しくなくて兄弟みんなでガッカリした。

鉄塔と満月

そしてもうひとつ感じたこと。子供の頃、中秋の名月の時はもっと空気が涼しくて、月影浮かぶ夜がもっと暗かった。都市部では今は街の照明で夜の空がかなり明るく、月影、星影が見えにくくなっている。

空が少し暗くなってきた

今年の9月はとりわけ暑い、暑すぎる。「中秋」とは秋の半ばを意味するはずだが、連日、気温が35度近くまで上がる。明日も朝からとても暑いらしい。
日本の季節感も、時代とともに、気候の変化とともに変わっていく。

猫間英介



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