【短歌一首】 のんびり屋と侮るなかれデータには数多のカバの最強列伝
短歌は動物観察セラピー。
子供の頃から生き物が大好きで動物園や水族館にはよく行った。動物図鑑の何ページに何が載っているかを暗記するほど図鑑の隅々まで読み込んでいた。
先日、久しぶりに上野の動物園と両生爬虫類館に行ったので、動物好きスイッチが入り、ここのところ動物にまるわる短歌を何回か詠んでいる。
カバも大好きな動物の一つ。小学校2年生の時に図工の時間に、粘土で作ったカバの出来が非常に良くて先生や友達に褒められたことがある。
カバは陸上の動物の中では、ゾウに次ぐ大きさ・重さがある。(体長約3〜4メートル、体重2〜3トン)。
動物園で見るカバは、鼻と目だけ出して水の中にじっとしていたり、陸に上がってものんびり、ゆったりしており、どこかユーモラスに見えるところもあって、一般的に可愛らしいのんびり屋さんと見られている。
英語でカバを意味する”hippopotamus"(ヒポポタマス)という言葉も、何やら不思議な柔らかい響き。
しかし、科学的な動物の生態研究の分野では、カバは草食動物であるにもかかわらず、とても獰猛で危険な動物の一つに挙げられている。
また、最強動物ランキングでも常に上位にランクインするほど。そのパワー、スピード、スタミナ、獰猛さ、さらには水陸両用の能力などから、最強動物の一つにあげられることもあるようだ。
例えば、PRESIDENT Onlineにはこんな記事もある。その見出しと記事の冒頭は次のようなもの。
水中に長く止まっていられる能力はカバの天敵と言われているライオンから身を守ることに役立つばかりではなく、仮に水辺で襲われても水の中に引き摺り込むことができれば状況はカバにとって非常に有利になる。 水中でワニと戦っても大きなアゴと口と牙でワニをへし折ってしまうこともあるらしい。カバの噛む力は約1トンと言われている。ちなみに、陸上で走るスピードは最大時速40〜50km。あの巨体からは想像できなほど速い。
動きは本当にスローモー。水から出てくるカバを見ていると、どこか温泉で長くお湯に浸かっていたオヤジが、のっそりと湯船から上がってくる姿と似ている。
カバは縄張り意識が極めて強いので、水の中でも陸の上でも他の動物が迂闊にそのテリトリーに入ると、逆鱗に触れ激しい攻撃を受ける。
カバは草食。一日に40〜50kgの草や野菜を食べるとのこと。草食動物なのに天敵の肉食動物ライオンを倒してしまうこともあるらしい。
大人のカバの体重は一般的に2〜3トン。体長は約3〜4メートル。
あらためてカバのことを獰猛な最強動物の一つとしてじっくり眺めてみると、可愛らしいと思っていた顔もどこか大魔王のような顔に見えてくる。
動物園でいろいろな動物を見ていると、新しい発見がたくさんあり面白い。
動物によりカウンセラー自身も癒されるという、まさに動物セラピー。
もっと動物園を訪れる機会を増やそう。上野動物園だけではなく、各地の動物園にもどんどん行きたい。
ちなにみ上野動物園の入場料は、一般大人:600円、65歳以上:300円、中学生:200円、小学6年生まで:無料。 これで両生爬虫類館も共通なので、素晴らしくリーズナブル。年間パスポートも2400円だから、いっそ年間パスポート買おうかな。
【上野動物園公式サイト】
猫間英介
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