【短歌一首】 尖るのみでなく転がり続けねばロックンロール語るべからず
音楽が大好きで、ロック、ポップス、クラシック、ジャズ、ボサノバ、カンツォーネ、ファド、レゲエなどジャンルも国も問わない。
ロックは小学校の終わりごろに聴き始めた。最初はなんかうるさくて、ちょっとおっかなくて、やたらギトギトカッコつけてるな、みたいに思っていたが、長い年月とともにその魅力がどんどん大きくなってきた。
以前、ラジオ番組であるイギリスのロック歌手がこんなことを言っていた。
「ロック、ロックと反抗的で、反骨的で尖ったり、揺さぶる奴らはどの時代でもたくさんいる。でも、それが若い時の一時的なもので、その後、ずっと転がり続けていく奴らはとても少ない。ロックンロールの”ロック”はあっても”ロール”がないんだ。人生はいろんなことあっても凸凹と傷つきながらでも転がり続けること、進み続けることが大事だ。」
この言葉は良かった、突き刺さる言葉だった。
確かに、昔からロック歌手は優れた才能を持っていたり、いっとき世の中で絶大な人気を博したりするが、事故や事件や薬物や病気などに巻き込まれて早逝した大物がたくさんいる。また、一時的に突っ張ったことや尖った言動をしていても、いつも間にかおとなしくなったり、活動をやめてしまうものも多い。(もちろん、いろいろな事情があるのだろうけど。)
一方で、自分がロックを聴き始めた小学校の終わりや中学校時代から、その頃すでにそしてその後もずっと何十年も走る続けているロッカーもいる。ミック・ジャガー、ポール・マッカトニー、プライアン・メイ、エリック・クラプトン、矢沢永吉、山下達郎、小田和正、桑田佳祐、佐野元春・・・・・。 何十年間にも渡り、曲を作り続け、曲を発信し、コンサート活動を継続する。 自分の心技体を整えていないと到底できないこと。
そういえば、矢沢永吉さんが20代の頃に、自分が50歳になっても、60歳になっても汗飛ばして、ケツ振って、ロックンルールやっていたいと言っていたが、75歳の今でも最前線のトップを走っている。すごいな。
人生、何度つまずいても、失敗しても、地に足つけて粘り強く、最後の最期までなんとか転がり続けていきたい。
猫間英介
自分の歌の取り組みについて書いています。(最近、更新がありませんが、歌は毎週取り組んでいます。)