【短歌一首】 公園のカフェの木目とボサノヴァに朝日を浴ぶる身を任せたり
たまに訪れる公園に朝8時からやっている素敵なカフェがある。
仕事の前や外出の途中で何度から立ち寄ったことがあるが、いつも一人のお客さんが多く、皆静かに本を読んだり、PCを見ていたりする。
真冬に訪れたのは今回が初めて。外はかなり冷え込んでいるが、カフェの窓越しの朝の日差しが暖かく気持ちいい。
公園内では、朝の散歩をしている子連れの夫婦や老人たちの姿をよく目にする。
カフェの内部には建物を支える太い木の柱や梁があり、その木目がとても暖かく優しい。
そして静かに流れている音楽がまた素晴らしい。心地良い選曲と音量。あまりにも気持ち良い時間と空間にしばらく身を任せてみる。
窓越しに冬の朝の光を浴びながら、木目に癒され、流れる音楽に耳を済ませていると、心も体も芯から温まりしなやかになってくる。
これから仕事のミーティングがあるのに、いつまでもここにとどまっていたいような衝動に駆られる。
さて、そろそろ行かなくては。
猫間英介