【短歌一首】 来るべき梅雨に備へてメーキャップ紫陽花のリハいよいよ進む
短歌は季節セラピー。
たまに立ち寄る公園で、いよいよ紫陽花が色づき始めた。 桜もツツジも散った後の主役は自分だと言わんばかり。
この前この公園に来たのはゴールデンウィーク中の五月の初め頃。その時は、桜は葉桜となり、ツツジもほとんど新緑となりごく部分的に花を残している感じだった。紫陽花はまだ茎が成長し葉叢が大きくなってゆく途中段階にあった。
紫陽花の花は、一般的に「淡青色」→「青紫色」→「淡紅色」と変化すると言われている。科学的には、土壌の性質(酸性度・アルカリ性度)や時間帯などによって影響を受けるらしい。
自然科学的は因果関係はともかくとして、紫陽花は「七変化」などと言われたり、紫陽花の花の色の移ろいを人の心変わりや諸行無常感と結びつけたり、魅力的で大好きな花。
子供の頃の紫陽花の思い出というと、雨の日にゴム長靴を履き傘を差して、水溜まりを避けたりわざと入ったりしながら、小学校へ行く途中の家の庭に咲いている紫陽花の茎の根元の方にいるカタツムリをとっていたこと。 紫陽花にとってもカタツムリにとっても梅雨時の雨は大事な水分・養分。 子供の頃は、紫陽花と言えばカタツムリ。
多数の小花が集まって球状の花を構成してゆく。これからの開花が本当に楽しみ。
この日は曇り時々晴れだったが、紫陽花にはやはり霧雨やシトシト雨がよく似合う。紫陽花もカタツムリも大量の水分を必要とする。
紫陽花は今、梅雨入りを心待ちにしていることだろう。ジメジメしてくる梅雨時だけど、紫陽花の色の移り変わりを楽しみに過ごしていきたい。
猫間 英介
五月初めごろの同じ公園の緑。
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