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大雨の去りて朝日が金色(こんじき)に万物染める晴れの特異日

大雨の
去りて朝日が
金色(こんじき)に
万物染める
晴れの特異日

11月3日(文化の日)は晴れる確率がとても高い「晴れの特異日」
しかし、事前の予報どおり、前日の夜までは強い雨が降っていた。
これは今年は晴れの特異日の例外となるかもしれない、などと思っていた。

【特異日】
晴天・雨天など、ある天候が統計上高い確率で現れる日。十一月三日は晴れの特異日とされるなど。

明鏡国語辞典
日の出

朝起きてベランダに出ると、前日までの雨が嘘のように上がり澄んだ空に朝日が昇ろうとしていた。前日は終日外出となっていたが、朝から夜まで断続的に強い雨が降っていた。

金色の空

これが晴れの特異日たる所以だろう。統計上晴れとなる確率が高い11月3日文化の日の異名:晴れの特異日はさすがに伊達ではない。統計学によって導き出される確率というものはやなり侮れない。

朝日が顔を出す
街の輪郭が濃い

街の輪郭や陰影もとてもはっきりしている。秋らしい澄み切った一日になるだろう。

東の空
朝日さんぜん

昇り行く朝日を受けて、街全体が明るく金色、銀色、橙色に染まってゆく。

朝日に染まる

少し灰色ががかっていた雲もどんどん千切れ、小さくなり、やがてなくなってゆく。そして白く小さな雲が高い青空に浮かんでくる。

雲も千切れた高い空

晴れの特異日、恐るべし。つかの間の秋をじっくりと感じていきたい。

猫間英介





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