【短歌一首】 引き潮に雲を写して白波は弾けるたびにシャッター切らん
朝の鎌倉材木座海岸の浜辺へ向かう。
波が引いた後に遠浅の砂浜に残っている水に、空や雲が映し出されていてとても神秘的で美しい。
砂浜の引き潮に映し出されている雲は刻一刻と形を変えていく。その姿を映し出す砂の上の水も、波が寄せて引いていくたびに変化する。
カモメがゆっくりと歩いてる波打ち際の水にも、青い空と白い雲が映る。
同じ雲、同じ空、同じ波は、二度とない。
白波が弾けて打ち寄せ、引いていく度に、一枚一枚を丁寧に写真に収めているかのよう。白波の砕ける音はシャッターを切る