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【鎌倉・江ノ島短歌】〜素晴らしき鎌倉・江ノ島(+湘南・三浦)

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幼い頃、学生時代、そして社会人になってからも頻繁に訪れてきた鎌倉・江ノ島。そしてもう少し広く湘南地方、三浦半島。今でも仕事で遊びで月に1、2回のペースで来訪。この大好きで素晴らし…
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#材木座海岸

【鎌倉・江ノ島を詠む】 〜「鎌倉・江ノ島短歌」(+湘南・三浦)をまとめました〜

こんにちは。 統合カウンセラーの猫間英介です。 私にとって鎌倉・江ノ島、そしてもう少し範…

猫間英介
7か月前
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【短歌一首】 木の橋も海辺の店もなき冬の浜を分かちて滑川(なめりがわ)ゆく

鎌倉の市内を流れて海岸に注ぐ二級河川「滑川(なめりがわ)」。 鎌倉には特に大きな河川はな…

猫間英介
1か月前
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【短歌一首】 海風は砂のつぶてで視界消し材木座より吾退かせたり

たまに仕事で訪れている鎌倉・材木座海岸。 この冬に入ってからは初めてとなるので、快晴のも…

猫間英介
2か月前
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【短歌一首】 夏よりも影の濃くしてカフェの朝彼方の海に秋の波聴く

材木座海岸に来るといつも立ち寄る海辺のカフェ。 今やすっかり秋の気配を漂わせている。 朝1…

猫間英介
4か月前
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【短歌一首】 材木座と由比ヶ浜とを切り分けて滑川ゆく悠久の時

鎌倉の市内を流れて海岸に注ぐ二級河川「滑川(なめりがわ)」。 鎌倉には特に大きな河川はな…

猫間英介
5か月前
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【短歌一首】 空翳り風変はるときカモメ発つ波音増せる遠雷の浜

この日の鎌倉は、天気予報では午後からところによって強い雨が降るとのこと。 朝から空には雲…

猫間英介
5か月前
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【短歌一首】 引き潮に雲を写して白波は弾けるたびにシャッター切らん

朝の鎌倉材木座海岸の浜辺へ向かう。 波が引いた後に遠浅の砂浜に残っている水に、空や雲が映し出されていてとても神秘的で美しい。 砂浜の引き潮に映し出されている雲は刻一刻と形を変えていく。その姿を映し出す砂の上の水も、波が寄せて引いていくたびに変化する。 カモメがゆっくりと歩いてる波打ち際の水にも、青い空と白い雲が映る。 同じ雲、同じ空、同じ波は、二度とない。 白波が弾けて打ち寄せ、引いていく度に、一枚一枚を丁寧に写真に収めているかのよう。白波の砕ける音はシャッターを切る

【短歌一首】 海滑る羽根持つ人は皆せはしカモメゆるりと朝の浜踏む

鎌倉材木座海岸の朝を散歩する。 海の上にはすでにウインドサーフィンを楽しむ人たちがたくさ…

猫間英介
5か月前
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【短歌一首】 浜辺への車両禁止をすり抜けし二人を砂と雨は許さじ

雨の日の鎌倉・材木座海岸。 近くを歩いてると、国道134号の下をくぐって浜辺へ出るトンネルの…

猫間英介
6か月前
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【短歌一首】 雨柱水平線より駆けてきて浜より鳥と吾を蹴散らす 

6月28日(金)の日本列島は各地で大雨。 鎌倉でも朝から土砂降りの雨。 午前中、大雨の中を…

猫間英介
7か月前
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【短歌一首】 身の危険迫れる雨と海風の浜辺ゆくとき命みなぎる

6月28日(金)日本列島至るところで警戒レベル、警報レベルの大雨。 この日は鎌倉材木座海岸近…

猫間英介
7か月前
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【短歌一首】 二の腕を撫でる海風白昼夢呼べば緘(かん)せしトラウマ開く

先日鎌倉の材木座海岸を訪れた。 このブログでも何回か書いたけれど、何十年ぶりかでゆっくり…

猫間英介
8か月前
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【短歌一首】 十八のふたり車で乗り込みし浜辺に今日もわだち残れり

短歌はノスタルジー。 鎌倉の材木座海岸。 18歳で免許をとった直後の5月半ばに、知り合いから…

猫間英介
9か月前
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【短歌一首】 後ずさる足跡消して波はまた引きて後追ふ吾を濡らせり

短歌は散歩散策セラピー。 鎌倉駅から京急バスに乗り、材木座海岸へ。 鎌倉観光協会のホームページによると、このレトロ調のバスは「りんどう号」という名前が付けられている。 鎌倉駅から4つ目の停留所「臨海学園」でバスを降りて、海沿いの国道134号方面に向かって歩く。 材木座海岸の砂浜をゆっくり歩きながら少しずつ波打ち際に近づいていく。 砂浜には打ち寄せる波が届いて砂が濡れている部分と、波が届かず乾いてサラサラした部分と大きく2つに区分される。 裸足にサンダルではなく、革靴