J-POPにおける叙事詩・叙景詩・叙情詩
詩には、3種類あります。
歴史や伝説などの出来事を描く叙事詩、風景を描く叙景詩、そして感情を描く叙情詩です。
この分類は、歌詞にも当てはまります。
今回は、J-POPにおける叙事詩、叙景詩、叙情詩を見ていきましょう。
①叙事詩
Monkey Magic/ゴダイゴ
『西遊記』を扱っています。作曲・ヴォーカルのタケカワユキヒデは、東京外国語大学出身。
②叙景詩
アルカディア/キリンジ
風や空を描写しています。気象現象が醸し出す雰囲気が伝わってくる歌詞です。
③叙情詩
いろいろありますが、GARNET CROWの歌詞はどれも叙情的だと思います。
夢見たあとで/GARNET CROW
などは、いかがでしょう?
とくに、
「望まなければ失わないのに
求めずにはいられないよ
どんな未来がこの先にあっても」
の辺りが沁みてきます。
叙情詩について、もう少し書いておきます。
叙情詩は、ただ感情を説明・描写するだけでは足りないでしょう。
「Nizi Project」のJ. Y. Parkさんは番組の中で、歌とダンスの目的は「感情の伝達であるべき」と語っていました。
叙情詩も、そうなのだと思います。
もちろん、読み手の感受性も必要ですが。
以上、J-POPにおける叙事詩、叙景詩、叙情詩でした!
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