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地理の「退屈さ」について
私は大学受験のために高校で地理を選択した。
はっきり言ってしまえば、一般的な受験科目の中で地理が一番退屈だった。
むしろ苦手の数学や物理のほうが、苦手なりに面白さを理解できていたと思う。(地理の成績も悪かったが)
地理は、自然地理と人文地理に大別されるようだ。
前者は自然を扱うので、基本的に「人間」が出てこない。
私が文系を選んだのは、何かしら人間への興味関心があってのことなので、気候や地形の話は今一つハマらなかった。(同じ理由で地学や化学も好きではない。数学や物理は、その知的なダイナミズムに惹かれる。生物は、まあフツーだ)
また、人文地理のほうも行政文書的な無味乾燥さを感じた。
地理を面白くするには、どうしたらよいのか?
おそらく、授業で映像を多用することから始めるべきだろう。
今現在の学校で地理がどのように教えられているか存じ上げないが、私の中学・高校時代は板書ばかりで現場・現物のイメージがしづらかった。教科書やプリントに載っている小さい写真では、明らかに不十分である。
たとえば、よく習う「灌漑」がどのようなものか、映像で観たほうが分かりやすいに決まっている。文字情報だけをいくら覚えたとしても、具体的な姿形を知らないのでは知ったうちに入らない。
生徒側ができる工夫は、紀行文学やロードムービーなどを鑑賞して、地理に親しみ知識を増やすことだろうか。また、旅行などして現地・現場に赴けたら尚よかろう。