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似てるようで違う世界は無数に存在する『世にも美しき数学者たちの日常』
やあ、僕だよ。飽き性ちゃんだよ。
久しぶりに電車に乗って街に繰り出したよ。実は今日ワクチンを受けてきたんだ。最近買い物と図書館以外で外に出てなかったから気分転換にもなったな。
夕暮れの中送迎バスに揺られてると今度ディナーで行こうって思ってた、人気のお店が閉まっていて寂しい気持ちにもなったけれどね。
さあ、今日も楽しんでくれると嬉しいな。
本書あらすじと感想
『世にも美しき数学者たちの日常』二宮敦人
kindle unlimitedで読了。「数学」「者」の人たちとはどんな人種なのか?著者の好奇心の高さと、取材を受け「数学」について語ってくれた人たちの異種交流がなんとも快く、すんなりと「数学」素人の僕(高校では常に赤点候補の教科であった)をその世界に誘ってくれる。
本書に出てくる「数学」「者」はみなどこかの大学の教授、というわけではない。塾の経営者や中学生、はてはお笑い芸人まで出てくる。各々のやり方でもって「数学」とともに生活する様は僕らと違うようで同じにも見える。
また、「数学」嫌い(?)の教授が現代数学を非難する場面はとても共感出来た。
僕は鶴亀算をSPI(就職活動における総合学力テスト)対策で知ったのだけれど、亀が足をあげて二足になる様子を僕もその時想像したのを思い出して、ああいう感覚も「数学」の一つだったのだと思った。
「数学」がずっと苦手なあなたにこそ読んでほしい一冊です。
人類みなオタク、だけれど…
昨日、僕は動物について長々と好き勝手に語った。
この記事を作る時、文献を参照したのは「ダチョウ」の項目だけである。
もっと話せと言われれば延々と話すことが出来る。しかも動物業界にはこういうオタクがたくさんいる(僕よりすごいオタクがごろごろいる。お客様の方が詳しいことも多い)。そんな同士を見つけると会うたびに動物の話ばかりしてしまって、年齢や家庭環境や住んでいるところすら曖昧な知人もいる。
しかし一方で同じ業界でも、取り扱う動物の種類が違うと全く話題が噛み合わない(ペットショップ出身だが僕は犬や猫の品種もトレーニング方法もまるで分からない。分かるのは哺乳類だということだけ)。また、キャリアとして動物園、水族館、ショップ、トリマー、動物病院、ふれあいカフェ、ブリーダー、牧場のどれを経由しているか(ここでは生体管理以外の業種は挙げていない)によっても知識の領域が全然違う。
仕事上、自分の職域に触れ合う相手の領分であれば理解出来ているところもなくはないと思うのだけれど、やはり本当のところは理解出来ていない。
女オタクが全員乙女系とは限らない
毎日アニメか漫画に親しんでいると人はそれをオタクと呼ぶが、こちらのオタクも動物領域と同様に様々な種類がある。
僕はフィギュアも好きなオタクだがぬいぐるみにはまるで興味がない。設定集や画集、ファンブックは買うが、カードやブロマイド、キーホルダーは買わない(鍵に付けている物が壊れた時は例外である)。コスプレは見る専門である。
あと、可愛い女の子が出てくるアニメや漫画は見るがハーレム物(男主人公にヒロインが複数いる設定がある作品)は見ない。よく意外に思われがちなのはBL(ボーイズラブの略。男性同士の恋愛を題材にした作品)は好きだが、乙女系(女主人公が複数あるいは単数の男性キャラクターと恋愛をする作品)には全く造詣がないのである。
乙女系とハーレム物ならハーレム物の方がいくらか視聴経験がある。乙女系よりハーレム物が好きなわけではない。単に配信サービスで定額に入っていないから見ないだけだ。
加えて僕はスマホでゲームをしない。おかげでより、乙女系から離れてしまう(乙女ゲームと言われる恋愛シミュレーションゲームは昨今そのほとんどがスマホアプリだ)。
真逆のオタクと話す時
犬や猫の飼育専門の動物オタクと話すと、生体についての話が続かなかったりしてしまう。が、それ以外でも彼らの話は興味深い。
特に猫の実態をエピソードで聞くのが面白い。猫は本当に液体になるし、気まぐれであるように見えて神経質にスケジュールが決まっている猫もいる。猫好きに勧められた猫漫画(ペット飼育界隈だとそれぞれのペットを題材にした漫画がたくさん出版されている。雑誌としてコンビニに置かれることもある)を読んでしまって、一日が潰れることもある。
二次元でも三次元でも男性アイドルに興味がない僕だけど、友だちが話すのを聞くのは好きだ。アイドルオタクコミュニティというのは、現実でもインターネット上でも振る舞いにルールがあり、それを守らないとコンサートなどで良い場所を確保できなかったり、グッズの融通が利かなかったりするそうだ。
そういった文化は行き過ぎると、当人たちにとっては血で血を洗う戦争に発展してしまうわけだけれど、第三者としてエピソードを聞いている僕はたまらなく面白い。
国民総オタクの時代が迫っている、みたいなネットニュースのタイトルを何度か見たように思う(開かなかったのはオタクについて嫌なことが書いてある予感がしたからだ)。
国民総オタク、大いに結構。一口にオタクと言ったって色んな領分で色んなカタチのオタクがいるわけで、違う者同士いがみ合わずにそれぞれの世界をちょっとずつ覗きながら、より楽しくオタク活動を営める未来が来るといいよなと僕は思うのだ。
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