読了!市川拓司「弘海 息子が海に還る朝」
《粗筋》
小学生の弘海は、体に異変が起こり、水の中を好むようになる。心配した両親は、世界中に同じような子供がいることを知るが...。少年少女の淡い恋心と家族の絆を描く『いま、会いにゆきます』に連なる長編小説。今や映像の世界でも注目の市川ワールド、待望の文庫化。
《感想》
ファンタジーが過ぎるのは好きじゃないんだけど、なぜか「市川拓司」の作品はいける。
マジであったけぇ。
《引用》
いろんなリズムでそれぞれ生きてけば良いんだから。(P42)
僕らはお金をあまり必要としないカップルだった。相手がそこにいるだけで、他には何もいらないと思っていた。(P68)
(2021/5/1)