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なぜみずほ銀行は「IT業界のサクラダ・ファミリア」と揶揄されるのか?
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さて、話は変わりますが、これは最新の有料記事とも密接に関わってくるお話であり、私自身もレイヤーを上げるためにこの問題を皆様にお考えいただきたく存じます。
それは「IT業界のサクラダ・ファミリア」と揶揄されるみずほ銀行のことですが、はっきり言ってこれは決してみずほ銀行だけの問題でも、サクラダ・ファミリアだけの問題でもありません。
世の中の多くの企業・事業がマルチベンダー方式でM&Aで拡大を狙って展開しようとしては失敗してしまい、最悪黒字倒産という末路を辿ってしまうことになります。
みずほ銀行とサクラダ・ファミリアの共通項は以下のとおりです。
明確な設計図(目的・目標)がない
途中で方式や完成図自体が度々変わってしまう
障害が発生してしまっているのに、世間では大物扱いされている
無駄なコストが金銭面でもコミュニケーションでも発生してしまう
このような共通項があるわけですが、その根底にあるものは「足し算思考」であり、以前から言い続けていますが、仕事でも勉強でも足し算思考はほとんどの場合においてろくな結果を生み出しません。
なぜかといえば、みずほ銀行にしろサクラダ・ファミリアにしろ、うまくいかない人たちのほとんどはそもそも初期の目的・目標の段階での数値設定がズレていて無理がありすぎるからなのです。
また、その目的・目標をいつまでにどのようなルートを辿って、どんな戦術で達成するのかという「期限」と「実現可能なルート」という理由付け・根拠付けが希薄で漠然としているということが挙げられます。
いうならば、「ONE PIECE」初期の「海賊王にオレはなる!」と口ばかりでかいが、それ以外何の方策もなく無謀だった頃のモンキー・D・ルフィみたいなことをしているのです。
ただ、ルフィの場合は目算こそ甘かったのですが、強運の持ち主だったことや「こういうメンバーが欲しい」というのを実際の海賊のモデルとして赤髪海賊団をモチーフに形成していったのが挙げられます。
また、冒険の過程で自分の弱さや限界も知って、数々の仲間割れや離脱・謀反などを繰り返し、それら1つ1つに真摯に向き合ってきたからこそ海賊王に着実に近づいているというわけです。
しかし、ほとんどの人はルフィのような強さも運も経験も学習能力もセンスもないので、結局「絵に描いた餅」で終わってしまい、挫折して勝手に諦めてしまうのではないでしょうか。
サクラダ・ファミリアやみずほ銀行の場合はたまたまそれが世界的遺産だったり大手銀行だったりしたから悪目立ちしてしまっただけで、世の中の94%はこういう思考の人たちばかりです。
私は建築業界で5年ほど下請けとして携わったことがありますが、例えば1つの家(現場)にどのくらいの納期があって、どれくらいのお見積もりでやっていくか?ということはご存知でしょうか。
例えば、平均年収の方々が住んでいるごく一般的な家庭の新築一軒家でも完成までには最低3ヶ月はかかりますし、また一軒家というのは建ててそれで終わりというわけではございません。
工事の段階のどこかで不備があったり、あるいはそもそもの立地条件が悪かったりすると、住人からのクレームに発展したりアフターフォローに追われたりといったこともごまんとあります。
そうならないように手抜かりなく基礎設計の段階から引き算方式で準備を行い、見積もりも工数もあらゆるものを引き算思考で決めて行うので、実は失敗という失敗がほとんどありません。
これをビジネスに置き換えてみましょう。
例えば「月収100万円」を目的・目標とする人がいたとして、この数値を聞いた時に皆さんは何をお思いでしょうか?
「いやそんなのは無理」と端から諦めるか、「達成可能」と思うか、それとも「どのようにしてそれを達成するのか?」と聞き返すかのいずれかでしょう。
そう、ここで大事なのは「月収100万」という数字に対する根拠・理由付けであり、「いつまでにどんな形で月収100万を達成するのか?」を明確に説明できますか?
ほとんどの人はできないと思います、なぜならばどうすれば月収100万円を達成できるのかに関する知識・知恵がないからです。
逆にいえば、これに対して説明することができれば、その人は十分にお金持ち・資産家クラスの思考やセンスを持ち合わせているといえます。
月収100万という数字ははっきり言って労働収入では現実的に無理です、よほど変わったことというかきついことでもしない限りは。
例えば夜職や漁業を行うか、それとも闇バイトでもするか、いずれにしてもまずカタギの仕事をしていて労働で月収100万円は実現できません。
しかし、同じ100万を権利収入で作ろうとすると、今度は情報源となる人の紹介など本人の力ではどうしようもない要素が関わってきます。
そこをわかっていないから、ほとんどの場合において「いつまでに何をどのようなルートで、どんな手段で達成するのか?」の詰めが甘いまま終わってしまうのです。
根拠や理由が希薄だと基本的に目標は達成されませんし、仮に達成できたとしても再現性がないために、仕組み化もできず上げ下げを繰り返してしまいます。
そしてそういう人たちに限ってお金を溶かしてしまったことに関してしょうもない言い訳をしてしまい、小学生もびっくりな幼稚な言葉遣いをしてしまうのではないでしょうか。
これだったらまだ小学生の子供の方が人としてまともな会話ができる人が多いのです。
でも実際は、皆さん10代のどこかの時期でこの「引き算思考で目的・目標を達成する」ということをやっているはずなのです。
何度も例えとして出していますが、大学受験や高校野球の甲子園が実際にそうではないでしょうか。
例えば大学受験の場合、「東大合格」という目的があって、そのためには「合格点数何点」という数値による目標化が必要で、その目標到達のための戦略と戦術を逆算して決めて勉強しますよね?
また、高校野球の甲子園でも、例えば例年優勝している全国の強豪校はある程度決まっていて、その高校別のプレイスタイルの傾向と対策を分析して、そこから勝つための戦略・戦術を数値化して道筋を立てます。
実は大学受験も甲子園も本質的にやっていることは同じであり、「目的・目標を決めて、そこから逆算して戦略・戦術を割り出して実行する」というだけのことなのです。
しかし、大学受験や高校野球でできていることがなぜ大人のビジネスになったらできないのでしょうか?
問題はそこなのです、大学受験や高校野球の場合はゴールの期日や期間も試験方式もあらゆることが決め打ちされています。
一方でビジネスの場合はそういうゴール設定から何から全てを1から自分で決めて自分で実行して責任を取らなければなりません。
そこで辿るべき道筋や逆算思考(引き算思考)ができていないと、サクラダ・ファミリアやみずほ銀行のようになってしまうのです。
だから、私の記事を購入している方もそうでない方も、今自分のやっている仕事しかり遊びしかりネット活動然り、今一度自身が幼稚な思考・言動・行動をしていないかを見つめ直す必要があります。
もちろん私自身も今の仕事においても私生活においてもnoteにおいても、必ず逆算思考からの戦略の割り出しと実行はしているので、失敗という失敗をしたことがほとんどありません。
皆さんも、サクラダ・ファミリアやみずほ銀行のような足し算思考で事態を悪化させるような偽物にだけはならず、逆算思考でスマートに物事を達成できる本物になっていただきたく存じます。
足し算思考はマジで碌なことないですよ(笑)