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ビリヤニ

今日公開しようと思った動画の出来が良くなかったので、ビリヤニの話を書くことにしました。(ドラムの話と予告していたのにごめんなさい)

最初にビリヤニという料理を知ったのは7年くらい前でしょうか。東京の友人達がビリヤニ!ビリヤニ!と騒いでおりました。しかし、私が住む地域には、ビリヤニを提供するお店がなかったのです。大阪中津へ出張したときに偶然発見した「ダイヤモンドビリヤニ」というお店で食べたのが最初のビリヤニ体験です。土鍋に入った炊きたてビリヤニにいろんなソースやらを混ぜながら食べる。その美味しさに「なんだこれは!」と感動しました。しかし、東京上野や名古屋で食べるビリヤニも、また違ったもので、それぞれにとてもおいしい。

ダイヤモンドビリヤニ
HALIMA KEBAB BIRYANI
名古屋 本陣 ガンダーラ

ビリヤニのちゃんとした定義は専門家に任せるとして、僕は「カレーの炊き込みご飯」という説明が日本人がイメージしやすいと思っています。「ごはんにカレーをかける」のがカレーライスなら、ビリヤニは「ごはんとカレーを炊き込む」のです。炊き込むことにより一つの料理としての「一体感」が生まれ、鍋の蓋を開けたときのスパイスの「香り」。そして、具から染み出す「出汁」。バスマティライスの食感など、カレーライスとは違う楽しさが生まれます。

ご当地ビリヤニを作ろう

私の住む愛知県豊橋市には、インド映画評論家が住んでいます。昨年、豊橋市の映画祭でインド映画RRRの応援上映会を行いまして、その休憩時間に評論家の方がプロデュースするビリヤニを振る舞うという尖ったイベントがありました。
「豊橋ビリヤニ」作ったら受けますよ!と、映画祭の担当者に言っていたのですが、本当に作ることになり、私も制作メンバーに入りました。

制作チームが集まってから分かったのですが、みんな料理しないんですよ。メンバーが5人いて私しか料理しないんです。ということで、私が試作をすることになりました。

幸い豊橋市にはKK INDIAN RESTAURANTというカレー屋さんにハラルフードの物販コーナーがあるのです。

ビリヤニのお米には「バスマティライス」というタイ米を使います。ジャポニカ米でもササニシキのような、さっぱりしたお米を好む私は、最近のコシヒカリベースな甘いお米より、バスマティライスの方がしっくり来てしまったのです。
私にはバスマティライスやスパイスを、職場から10分圏内で買える環境があるのです。何たる幸運!

日本でビリヤニといえばセブンイレブンともコラボもしている「エリックサウス」が有名で、「ダム式」という、茹でたバスマティライスとカレー(と言ったら語弊があるかもしれないが、カレーでいいと思う)を炊き込む形が「美味しいビリヤニのフォーマット」として定着していると思うのですが、私の原体験「ダイヤモンドビリヤニ」は、プラオという調理法に近いカレーと生米を炊く形なので、ダム式に対するこだわりが個人的にはありません。作りやすいように作れば良いし、美味しくするポイントは色々あるから、作り手の事情に合わせれば良い。というのが、私の現在の気持ちです。

まだ、来月公開な豊橋ビリヤニのレシピは公開できませんが、今日私が作った鯖ビリヤニのレシピはこんな感じ。(公開はしますので、ぜひフォローを)

鯖のビリヤニ

材料(1人前)
バスマティライス80g
グリーンカルダモン2粒
鯖の切り身 120g
S&B 赤缶 2.5g
塩麹 10g
塩 2.5g
タマネギ45g(みじん切り40g,スライス5g)
トマトペースト5g 
サラダ油大さじ1
おろしにんにく5g
おろし生姜2.5g
クミンシード1g
大葉2枚
レモン1/8(櫛切り)

下ごしらえ{
[材料1]
バスマティライス80g
グリーンカルダモン2粒
を浸水して冷蔵庫で保管する(洗い米の要領なら2日程度持つ)

[材料2]
鯖 120gに
塩麹 10g
S&B 赤缶 2.5g
を軽くあえて20分ほど置いておく。

調理{[ソース]
テフロンコーティングした直径18cm-20cmのフライパンで調理します。(蓋も必須。ガラス蓋だとなお良いです。)
玉ねぎのみじん切り40g を中火で炒める。焦げそうになったら水を足す形で、茶色くなるまで炒める。茶色くなったら、トマトペースト5g を入れて水で伸ばし弱火で酸味を飛ばす。

[具]
ソースをフライパンの端にまとめおき、同じフライパンにサラダ油大さじ1に、おろしにんにく5gとおろし生姜2.5g、塩2.5gを入れて加熱する。香りが立ってきたら、クミンシードを入れて軽く揚げる。この油+[材料2]+[ソース]を入れ鯖の表面に軽く火を通す。

[炊き込み]
フライパンの鯖カレーに、軽く刻んだ大葉1枚とレモンと[材料1]を被せるように入れる。水180cc追加し、中火で3分弱火で5分加熱し、5分蒸らす。

その上に炊けたビリヤニを盛り、スライスした玉ねぎ5g、刻んだ大葉1枚をトッピングして出来上がり。

この料理の難易度は、ただ一つ。
近所で「バスマティライスとグリーンカルダモンを買えるか」だと思います。調理的には、まったく難しくないし、そんなに時間もかからない。
しかし、バスマティライスが通販で購入できると言われても、僕は自分でビリヤニを作るに至らなかったかもしれない。
豊橋にはKK INDIAN RESTAURANTがあるのはとても心強いです。

ということで、ドラムも同じかもね(笑)近くに楽器店があるのは大切かも。

今後も豊橋ビリヤニの話もちょこちょこと書いていきます。スキとフォローお願いします!


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