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『わたし』と『こども』そして「先生』

もうすぐ6歳になる息子。

優しくて思いやりがあるけど、繊細で物覚えが悪いです。←私の遺伝かも知れません💦

でも、私は物覚えが悪い事をあまり気にしていません。

それは、当時12歳の私を指導してくれた空手の先生のお陰だと思っています。


私は、本業と複業を掛け持ちしていたので、子供が産まれてから約2年間は休日も働いていました。

その為、子供と外で遊ぶ時間が少なかったです。

その後も子育てよりも仕事を優先してしまった事から、近所の子供よりも少し身体能力が低いです。

今は、当時の行動を反省して、なるべく子供たちと触れ合う時間を増やしていますが、やはり近所の子供たちよりも身体能力が低いです。

そんな息子ですが、最近サッカー教室に通い始めました。

ここ最近、土曜日は知人の会社を手伝っているので、私はサッカー教室には行っていませんでした。

毎回、サッカーの帰りに妻が凹んで帰ってくるので、先週の日曜日に初めて私もサッカーの見学に行ってみました。

まず、息子はサッカーのルール自体をよく分からない。

たぶん、私は団体競技が苦手で個人競技ばかりしていたので、野球やサッカーに興味がなかったのも原因です。

そして、頭では理解していても、身体の使い方が上手くない。

これは、外で色々な遊びを他の子よりさせてなかったのも原因だと反省しました。

そして、息子は私と同じHSPなので凄く精細です。 ほんの些細な事でも傷つきます。

サッカー教室でも、コーチわ友達に、少しでも『激』を飛ばされるとすぐに泣いてしまう。

そして、性格が優しすぎて友達に遠慮してしまう。

あぁ、幼少期の自分を見てるようで凄く辛い…。

でも、それでも息子は頑張っている。


そう言えば、私自身も幼少期から12歳までは運動も勉強も全てダメだったなぁ…。

そんな状況を変えてくれたのは空手の先生でした。

その前は剣道を習っていましたが、超スパルタで子供ながらに怯えながら通っていました。

初段を取得するまで祖父が辞めさてくれず、初段を取得してすぐに辞めました。

空手は道場ではなくて、小学校の体育館で教えている空手教室でした。

先生以外は全て子供たちで、年上でも高校生、それ以外は小中学生ばかりでした。

めちゃくちゃ優しく、そして丁寧に教えてくれる先生でした。

ただ、物覚えの悪い私はすぐに落ちこぼれました…。

それでも、先生は『先生の会社の会議室で毎朝6時から8時まで稽古しているから、一緒に稽古してみないか?』と声を掛けられました。←「特例で会議室を使わせてくれる」ほどの業績を持つ人格者でした。

そこから、私は月曜日から金曜日まで、毎朝5時半に起床して約稽古をつけてもらいました。

朝練は、約2年間ほど続きました。


最後の最後まで『型』は下手くそでしたが、組手だけは上達しました。


最初は、先生が所属している○○流派の大会で優勝するようになり、途中からは色々な流派が集まる大会でも優勝できるほどに成長できました。


これは、私が凄いという自慢話ではなくて、、、

『よい指導者』、そして『人格者』の人から教わる事でどんな落ちこぼれでも『結果を出せる』という事を伝えたいです。

最後まで見捨てず、そして理解するまで指導してくれた人は、『私の人生』の中では空手の先生だけでした。

実際に、幼少期から英才教育を受けていた人も沢山いました。

最初の数年は全く勝てませんでしたが、数え切れないほどの反復練習のお陰で、私が空手を辞める時まで数回ほど負けましたが、それ以外は勝ち続けました。

『才能が無くても、地道な努力を積む事で英才教育にも負けない!』と実感しました。

補足をいえば、世界で1番になるには、英才教育と才能は必要ですが、日本3〜10位ぐらいまでなら努力で何とかなると思っています💡


実際に、同じ空手教室の仲間と私で、○○流の全ての大会を5年間ほど制覇しました。

同じ流派の空手道場の師範たちが、わざわざ小学校の体育館に見学に来るほどでした。

しかし、師範たちは首を傾げて帰路につきます。

それは、稽古自体は『他の道場よりも劣っている』からでした。

実際に、私たちが本部道場に出向いて稽古をしましたが、稽古量は本部道場の方が辛いし、みんなが殺気立って怖いぐらいでした。


でも、大会になると私たちの空手教室の誰かが、必ず優勝するのです。

みんな、先生と朝練したり、自主練していたのです💡

だって、先生の指導は楽しかったから😊


そして、人間には必ず欠点があります。

先生は、欠点を怒る事もせず、長所だけを伸ばす指導を丁寧に、そして理解するまで反復してくれました。


話は息子のサッカークラブに戻ります。

サッカーの指導者は、別に悪くありません。

ただ、上手い子供と下手な子供の対応が違いすぎました。

うちの子には、とりあえず声をかけるけど何も指導しません。

できる子には、自然と熱が入って指導しています。

途中でグランドで砂遊びをしていた息子に、『やる気がないなら帰れ』と言われ泣いてました。

私の経験から察すると、やる気はあるけど『頭と身体の伝達が上手く理解できないだけ』なんだけどなぁ…。

でも、息子は、私たちに気を遣って『楽しかった』と言いますが、私的には絶対に楽しくないと感じます。

では、他の習い事をさせて変わるかと聞かれれば『変わらない』と思います。

空手の先生が『特殊』だったのです!


そして、よくよく考えたら、私は先生から沢山の指導をされました。


そうだ💡 私が空手を教えよう🥋


あっ…、オレ型が苦手だった…。

型が下手すぎて、昇段試験を落ちました。

色々な先生に『お前!絶対に受かる見込みがない』と言われましたし、自覚してました💦

流派の大会を優勝、色々な流派が集まる区の大会を優勝、学生の部だったけど『成人の部でも優勝』という1年間で3つの優勝を条件に『特例』で昇段させてもらいました💧

基本的に、『型』が上手くないと昇級、昇段試験は受かりません💧


とりあえず、簡単な組手から教えるか💡


あっ!

その前に、仕事の売上をコロナ前まで戻さないと😅

なんで、こんな投稿を書いたかというと、ハシマトシヒロさんの投稿を読んだ時に『ある一節』に、私が反応したからです。

下記に抜粋した記事を載せてます。

抜粋した文章です↓↓↓

「僕は才能が無い人には冷たいですよ。才能が無い人には、その道を諦めさせることが優しさだと思います


はい。私も諦めました。

これと似たような言葉を剣道の師範に言われました…。

実際に、才能がある人しか教えずに、才能が無い人たちは弟子に指導をさせてました。

当たり前と言えば当たり前の事ですが…


落ちこぼれで、物覚えの悪い💩レベルの私ですが、そんな私でも4年間ほどで空手の大会で何度も優勝するレベルまで成長しました。

これも、『才能ゼロ』で、『物覚えが悪い落ちこぼれ』にも関わらず、短所を責めずに長所だけを伸ばしてくれた空手の先生のお陰です!

諦めされるのが優しさ???

ふざけるんじゃねぇー💢

本人が諦めるまで、『最後まで挑戦させる』のが本当の優しさだ!!!


ハシマさんの記事で、熱い思いが蘇ってきました🔥

ちなみに、ハシマさんは『空道』という空手をベースにした総合武道を教えている熱血漢の熱い人です🔥

ハシマさん、投稿をシェアさせて頂きました!

ありがとうございました😊


■追記

今年の2月の出来事です。

「先生が亡くなった」と、フランス在住の空手の後輩からFacebookにメッセージが届きました。

彼女は、日本に帰国した際には長崎県の先生の実家まで遊びに行っていたとの事です。

先生の娘さんから訃報が届いたみたいです。

晩年は、認知症になったと聞いたので、久しぶりに年賀状を書きましたが、既に私の記憶はなかったみたいです。

ずっと、連絡しなかった私の不義理です。

ただ、先生に教わった『諦めない心』は、私の息子に必ず伝えていきます!

東山先生! 

こんな出来の悪い私を指導してくださり、本当にありがとうございました!


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