よくわからない2022
今年も『よくわからない店』では、
頭にかぶると「尻」の刺繍がうしろに颯爽とあらわれる「頭隠して尻隠さず」な『おしりハット』をつくってみたり、
首にかけた瞬間、あかちゃんがしゃべりだす「よだれかけ」ならぬ『ことばかけ』をつくってみたり、
ブランク(空欄)をモチーフに「なにも語らないブランド」としてブランドならぬ『ブランクバッグ』をつくってみたり、
子どもたちが真っ白な布地につけたキズや汚れにタイトルを書きいれてそのまま飾れる『絵になるTシャツ』をつくってみたり、
前後に「ボー」と「ダー」がデザインされた『ボーダーすぎるTシャツ』をつくってみたり、
胸にブランド名ではなく「私」が刺繍された「ブランドより私」な『私のTシャツ』をつくってみたり、
刻一刻と過ぎゆく時代の流れを痛感できる「時代」がまわる『時代時計』をつくってみたり、
いつもこちら側から見るだけだったキャンバスに逆襲される『絵に見られる』体験を味わってみたり、
Amazonから届いた荷物を開封するときに出る「OPEN」の切れはしをそのまま捨てるのがなんだか忍びなくて『OPENすぎるOPENボード』をつくってみたり、
なぜか店先の木にバナナを生やしてみたり、
息子が3歳のときによく使っていた不思議な言葉たちをまとめたエッセイがはじめて出版されてお店にも並べてみたり、
オープン1周年記念に缶バッジならぬ『羹バッジ』をつくってみたり、
壁に『よくわからない言葉』たちを飾ってみたり、
毎日のようにチラシやらパンフレットやらパッケージやらとともにゴミ箱へ捨てられていく言葉たちをコラージュして俳句ならぬ『廃句』を詠んでみたり、
おかげさまで行列のできるお店になりました。
よくわかりませんが、来年もどうぞよろしくお願いします。
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