#90 百鬼堂農園(31) 畑とサンダルと私
あれこれ書けることではないが、アレコレで忙しい。あ〜まったくもう。
農作業の際、基本的に足元は長靴なのだが、夏はとても履いていられなかった。早朝の短時間なら大丈夫だろうということで、サンダルで畑に出ていた。涼しくていいんだけど、やっぱりつま先など汚れてしまうわけで。
という訳でいささかこじつけですが、今回は、農作業専用ではない農作業のお供グッズの話です。
❶ネックスピーカー
JVCケンウッド製。ロードバイクで走るときに、耳をふさぐことなく音楽を聞くために導入。今では畑仕事には欠かせない。音楽だけでなく、ポッドキャストを聞いたり、オーディブルだったり。農作業は、ながら仕事が楽しい。
❷JINS Switch
ジンズ製品で、通常のメガネにスモークのかかったプレートを装着すると、度付きサングラスになるという優れもの。これも、そもそもは自転車用に買ったもの。かつてはサイクリング用に度付き専用サングラスを作ったこともあるが、なかなか高価だった。度付きサングラスを作るよりかなり安価なので、乗用車にも常備しており、運転時には掛け替えています。
❷ユニクロの薄手のパーカー
何を勘違いしたのか「エアリズムパーカ」という商品名だと思っていたが、調べたら正確には「ウルトラストレッチドライEXフルジップパーカ」だそう。長いよ。日焼けすると肌がヒリヒリするため、紫外線防止目的で、真夏でも着用。軽くてさらりとした肌触りで着心地がよい。半袖より涼しく感じます。必需品。日焼け止めも忘れずに。たまに忘れますが。
❸虫よけグッズ
普段は虫よけスプレーだが、蚊取り線香も何度か。アウトドアで使える「金鳥かとり線香皿」(商品名)は、腰につけていい感じです。真夏より、秋になってからの方が明らかに蚊が増えた。
❹100均のウォーターバッグ
災害時やアウトドアで使う、ビニール製のもの。収納時はペラペラだが、5リットルの水が入る。キャップはペットボトルと同サイズで、ホームセンターの園芸コーナーに売っていた小さな穴の開いたキャップに付け替えれば、ジョウロのように水をまける。水やりが必要なときは、水を満たしたバッグを2つうちから持っていく。重いっス。急に水が必要なとき、公園などに汲みにいく際にも便利。水関係では、水筒も自転車のボトルケージに付けられる、専用のものを畑で愛用しています。
❺100均のペグケースとソフトケース
鍬や草刈り鎌などは金属性の刃があるため、持ち運ぶ際の収納に悩む。使わなくなったタオルで刃先をくるむなどしていたが、最近100均でいいものを見つけた。平鍬や備中鍬は刃の部分に、ノートPCやタブレットを入れるソフトケースをかぶせ、リュックに入れる。鎌と、先のとがった園芸用スコップのふたつは、キャンプなどに使うペグ(杭)を入れるためのケースがピッタリだった。丈夫な素材のため刃が突き破る心配もなさそうで、とても重宝している。
❻電動アシスト自転車
わが農園の最大の功労者はなんといっても、電動アシスト自転車の「農耕1号」(商品名ではありません)である。畑に通うために導入した、荷物運搬に特化したパワフルなバイクである。フロントに巨大なカゴ、後部キャリアにも大きなボックスを備え、抜群の収納力を誇る。水でも肥料でもどんとこい。こいつがいなければ、わが農園は運営できていない。
総じて、自転車専用の品や100均グッズをよく活用しているといったところでしょうか。
始めて一年目ということもあり、農園経営および農作業への取り組み方や、身支度を含めたスタイルのようなものが、まだ定まっていない。ゆっくりスタイルを模索しながら、無理せず楽しく土に親しんでいきたい。とは思うものの、季節は巡り、そんなにのんびりもしていられないのも農業だ、と感じている。