見出し画像

ウェルネストラベル:スリランカ日帰りアーユルヴェーダ

スリランカといえば、アーユルヴェーダの発祥地。本格リトリートセンターに滞在し、数日継続的に施術を受けるのが理想ではありますが、時間と気合いが必要です。私も過去に、自分に合った施術を宿泊付きで数日間受け、心身が深く癒やされた経験がありますが、その「療養時間」を作るのは簡単ではありません。旅行を兼ねて初めて行く国なのであれば、観光にも行きたいですよね。

さらには、チョイスしたアーユルヴェーダウェルネス施設が「合う」といいのですが、トリートメントメニューや施術スタイル、食事内容や設備自体のどれかに苦手な部分を感じると、長期間滞在が楽しめなくなることがあります。
私は過去に南インドケララ州の施設で、蚊がぶんぶんいる中、素っ裸でシロダーラ45分放置されたことがあり、トラウマです。あと、冷水シャワーしか出ない病院ぽい施設もちょっと苦手です。また人によっては、異性の施術者が嫌だったという話も聞いたことがあります(施術者はあくまで医療従事プロフェッショナルですので問題ないはずですが、初体験だとびっくりしてしまいますよね。)とにかく、がっかりな体験を最小限にしたいところです。

そこでおすすめは日帰り体験です。数時間の施術をいろんな場所で受けてみて、お気に入りを見つけると良いでしょう。お気に入り施設が見つかればそこに何回も通うのが楽しみになります。今回は日帰り体験のポイントと、個人的に気に入ったスリランカの施設をご紹介します。


ポイント1:自分のドーシャタイプを日本国内で調べておく

本格的なアーユルヴェーダ施設にはお医者様がいて、問診票の後に目や舌、脈拍などを図って、自分のドーシャを判断してくれます。ただし、その場合施設が「病院」っぽかったり(シャワーがなかったり、あったとしても高確率で水です)、逆に豪華な施設になっているが故に、日帰り不可能だったりします。

なるべく日本で自分のドーシャタイプを知っておくと、現地に行った時の食事管理や施術メニューの相談がしやすいです。わかりやすい方だと、オンライン問診票に回答するだけでバッチリ判定できますし、2タイプの複合型であっても、「避けるべき」内容さえわかれば、気をつけるポイントが簡単になります。もし判断に迷う場合は日本のアーユルヴェーダの先生に相談しておくと、良いでしょう。

ポイント2:現地ではまず、一時間以内のメニューをいくつか体験する

施術者との相性がイマイチだったり、蚊が舞う中で裸になるリスクもありますので、個人的には短時間メニューを組み合わせるのが好きです。例えば
(例1) ボディ45分 + ヘッドやフットメニュー30分 の組み合わせ
(例2) 朝は施設Aでボディ60分、夕方は施設Bで足とヘッド45分
いくつかの施設で分散して体験すると、好みのメニューや施設がきっと見つかるはずです。見つかったらラッキー、早速翌日から三時間コースなどの長いメニューを頼み、連日しっかりトリートメントしてもらいましょう。せっかくの施術効果を高めるために、自分のドーシャタイプにあった食事や生活を心がけましょう。

ポイント3:タクシー運転手やツアーコンダクターのおすすめは大抵イマイチ

よくある話ですが、店から紹介料キックバックをもらえるのでお勧めしてくるケースが多いです。その場合、施術者スキルが微妙だったり、観光客相手用の高価格、または日本にもあるゴリゴリマッサージ系だったりしますので、あまり期待しない方が良いでしょう。まだ一流ホテルやコンシェルジュに聞く方がコースのお値段が高かったとしても後悔が少ないでしょう。

個人的なお気に入り日帰りトリートメント施設

  • コロンボ中心地:Kashi spa and wellness retreat

https://kashispa.com/index.php

メニュー内容はシンプル。60分アビヤンガ(オイルマッサージ系)と30分シロダーラですが、部位が限定されているので、初心者にはピッタリです。閑静な住宅街の一軒家を丸ごと施設にしており広々とした施術室は全て壁のある完全個室。施術後お茶をいただくロビーでは、小綺麗な現地人の方と一緒に「良かったよね〜」なんてほっとした余韻空間を共有できました。
予約はSNS WhatsApp 対応なので、英語の電話が苦手でも落ち着いて相談できます。支払いもクレジットカードOK。
近くには小綺麗なカフェがいくつかあるので、帰りに一息つきながらタクシーを呼ぶことができます。

Kashi Spa 受付ロビー


  • ニゴンボ:Jasmin Villa Ayurveda Resort Spa

http://jasminayurveda.lk/#

本格アーユルヴェーダ施設で宿泊も可能ですが、日帰りメニューも30分から3時間コースまであり充実です。観光客の満足が高く、お値段も良心的。しかもニゴンボ内無料送迎つきですので、ご自身が滞在しているニゴンボのホテルから直行直帰できて便利です。もし短時間の施術で気に入ったらならば、次はスチームバス系もついたパッケージで、長時間ゆっくりと過ごすこともできます。大型店ですので、お友達と一緒に行くのもピッタリです。フェイシャルやネイル等ビューティー系もあるそうですが、口コミがイマイチそうだったので私はそれらは遠慮しました。

  •  ゴール:Aruliya Care Spa and Wellness Galle Fort

最南西端の世界遺産、要塞都市ゴールにあります。ビーチリゾートやコロニアル建築の散策を楽しみつつ、旅の疲れを手軽にリフレッシュできます。店舗は小さくカーテン区切りで三人ぐらいしか入れず、シャワーは利用しない方が良い店ですが、施術者の腕は確かでした。というのも、スリランカ政府機関保健省(日本でいう厚生労働省)アーユルヴェーダ部門が認定した施設だからです。この店舗が所属するAruliyaグループは病院やウェルネスセンターを運営しています。こちらの店舗自体は一見「てもみん」的な存在感で、主に男性施術者ですが、本格的な技術に満足度が高かったです。お値段も良心的でクレジットカード対応OK、短時間のメニューも充実しています。私は30分フットと30分ボディの組み合わせでトータル1時間、ざっくり3千円ぐらい支払いました。技術が気に入ったのでいつかこの系列店の他のウェルネスセンターにも行ってみたいと思いました。
https://www.aruliyacare.com/

受付の雰囲気


以上、スリランカ旅行でのアーユルヴェーダ体験でした。あなたの心身のウェルビーイングに貢献できれば幸いです。


シメは、完全オーガニックのスリランカカレーで

いいなと思ったら応援しよう!