イラストレーション・ギャラリー①
見たいとリクエストいただいたので、昨日描いたイラストのチュートリアルと、記事の表紙に使ったイラストを上げていきます。
チュートリアル
①ペン入れ
下書きは雑すぎて面白くないので、まずペン入れされたところから。
下書きとペン入れ、ベース塗りはSAI。
画面効果、背景などはクリスタ。
サイズはA4。カラーなので解像度は350。
男性の服の模様は有料素材を利用。
これといって、凄い技術があるわけでもなく……普通に描いてペン入れします。あ、次に描く漫画のペン入れ実験も兼ねて、影を斜線でシャッシャと入れています。普段のカラー絵は、どちらかというと、あっさりしたペン入れ。塗りながら筆でペン入れしたり、気分でいろいろ変えています。
うんうん。白黒で立体感が出たので次からこの方法でペン入れしよう。
今回から背景に3Dを活用しようと挑戦。ペン入れとの相性はよさそう。
あまり自分の絵や描き方にこだわりがないので、3D背景の方に絵を寄せていけば、戦力になりそうです。
絵をすべて3D背景にすると、漫画にもカラーにも統一感がでるので、積極的に使いたいです。
わたしは3D不得手ですが旦那が得意なので、足りない素材は旦那にオーダーメイドします。
ぶっちゃけ、配置するのに恐ろしく時間がかかるので(わたしが3D下手なだけかも)簡単な背景はさくっと手描きしたほうが早いです。
②配色
ここまでくると完成したも同然。今回は引きの構図だから、あまり色を重ねません。最近はあっさりした絵を描くのが好きです。
女性のドレスは、広がったスカートを上から見ると雪の結晶っぽくなるようにデザイン。中世ではありえないラインだけど、ファンタジーだから良いの。
縫製をしていたので、作ることを想定してデザインする癖があります。
奇抜なデザインのドレスを描いてみたいのですが、気づくといつもシンプルドレス。今後の課題です。
男性の服はおとぎ話の王子様をイメージ。中世の衣装は現代だと、ちょっとボリュームありすぎて体のラインが隠れてしまうので、かなりアレンジしています。
最初、ブラシでささっと模様を入れたのですが、服のラインに合わないので、後からひとつずつテクスチャを繋げて貼りました。
靴まで描いたのに、下半身、全部消えた……。
③画面効果
このくらい暗い画面が好みです。
人物の陰影は、ベタ塗の状態から影を一枚、光を一枚、追加しただけです。
ドレスとジャケットにキラキラをちりばめて華やかさを演出……できてますか?
それだけだと、さすがに情報量が少なすぎるので、適当に虹色に塗った画面を一枚オーバーレイで追加。
人物の顔に視線誘導するため、画面の隅の方にグラデーションの影を一枚追加。さらに画面全体の色を統一するため、赤茶のベタ塗画像を一番上に一枚、オーバーレイで追加。
窓から差し込む光を、加算(発光)で一枚追加。
④完成
わたしの絵は「キラキラ感」がないので、もう少し明るくしたほうがいいかな……ということで、最後の仕上げ。
背景を統合したレイヤーにぼかしを入れて遠近感を演出。
人物画像を統合して、上半身だけ切り抜き、陰影を濃くしたレイヤーをスクリーンにして重ねる。
もう少し明るい方がいいかも……?
黄色いレイヤーをソフトライトで重ねて色調整。
かなり明るくなりました。完成です。
以上、チュートリアルでした。以下、今までnoteに使ったイラストのギャラリーです。
蛇足ではありますが、noteに公開した絵はすべて、わたしが書いている小説のイメージイラストです。
なかなか完結しない小説。イメージイラストばかりが増えていく。
絵のテーマは、呪いが解けた王子と、呪いを解いたお姫様のダンスレッスン。はじめての舞踏会、本番まであと一時間。……なんて、どうでしょう?
ギャラリー
ここまでご覧いただきありがとうございます。
コメントでイラスト褒めていただけて嬉しいです。また何本かnoteを更新したら、ギャラリー作りますね。
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