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ヘラヘラマン

よく言えば観察眼があり、悪く言えば短気。
私は自分の短所なんて見つからないと思っていたタイプの人間だ。長所を聞かれてすぐに答えられるわけでもないが。短所は短所だから、短所なんて思いたくない。私の短所は、、、といって明確な答えを用意できない。けど、多分人に言われたことを根に持ってものすごく傷ついてしまうのは完全に短所である。
なぜならそれが楽しくて幸せな人生の邪魔をしているから。どこまでもハッピーに、楽しいと騒ぎながら毎日朝を迎えたいのだけど、短所があるからそうはいかない。
本当は幸せだけを幸せとして感じて、死のことなど考える余地もなく、手の中にある時間の全てを幸せなことに費やして生きたいのである。
幸せになりたい。好きな人達と毎日顔を合わせて、好きなことをやって疲れて眠りたい。でも社会はあんまり優しくない。社会の中には悪意があって、攻撃があって、弾圧があって、差別があって、不幸がある。だから幸せだけを感じることなど出来ないのかもしれない。
誰かの言葉に必要以上に傷ついて、自分の無能力さに絶望して、幸せのしの字も思い出せなくなるようなことがたまにある。苦しいときは本当に、良かったことを思い出せないようになっている。そういうときには幸せそうな人を羨ましいとも思わなくて(本当は羨ましいのかもしれない)、とりあえずこの人生ゲームから離脱したいという気持ちばかりが膨らんでいく。心をやられるくらいなら体の方を、、、と何度思ってみても、心臓は平然と脈を打つから憎たらしい。体温計をくわえてみてもいつも通りの体温で、体はどこも悪くないのだ。体に出ないと憎まれ口をたたかれ、後ろ指を指され、白い目で見られるから建前上でも症状が出てくれよと思ったりもする。

それでも幸せになろうと思えばなれるらしいので、幸せを目指してとりあえず今日も布団から出る。
良かったときのことはすぐに忘れてしまうから、記録しておくのがいい。良かった時代をちゃんと心に留めておけば、良くない時代が来たときに助けになる。
勉強せずにヘラヘラしてたらほとんどの場合怒られるけど、それも意外と大事な事だったとみんな大人になってから気づく。楽しい思い出は、意外と未来で役に立ったりするから、大事にしないとダメです。
良い記憶は場所を取らないしいくらあっても困らないので、どんどん増やしていくべきです。
なので私は旅行にいってきます。✈️

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