【ToDO】時間で区切るか、やることで区切るか。
本記事は前回の続きです。
前回の記事の要点
・モチベーション高めなイケイケ期と自己実現から逃げるやみやみ期が存在する。
・イケイケ期とやみやみ期は周期的にやってくる
・イケイケ期とやみやみ期にはそれぞれには無いがある。
前回の記事では、やみやみの長所について触れなかったので、そこから考える。
やみやみ期の良いところ
やみやみ期では、自己実現から逃げる点、良いところなんてないのでは?と思っていた。最近までは。
でも、そうでもなさそうだ、と最近気がついた。
やみやみ期の自分の方が、その瞬間を楽しんでいるし、なんだか生きている感覚になる。うわー、やってるなー自分。これはギルティーだな、と思いつつも、目の前のことには全エネルギーを注いでいる。
最近の私は、COD(Call of Duty: FPSの一つ)にどハマりして、夜10時に初めて、気づいたら夜が明けていた。ズーーーーーーーーーーっと画面にへばりついて、ずーーーーーーっと撃ち合う時間。何度も1位になって、その度に脳みその中でアドレナリンがブシュブシュ出ているのを感じた。
この、没入感というか夢中になっている感覚は、イケイケ期の自分には無いものだ。これは、やみやみ期の立派な長所である、と私は考えている。
時間で区切るかタスクで区切るか
そこで、少し話を抽象化させてみる。イケイケ期において、私は過去5年以上に渡りポモドーロテクニックを採用してきた。ポモドーロテクニックに出会ったのは、YouTuberの瀬戸弘司さんの動画。
このテクニックはマジで有用。この手法に出会ってから今日に至るまで、私は30分の単位でタスクを行なってきた。特に、論文の査読を返すときや、少し気持ちが億劫になってしまうタスクに立ち向かう時は、とっても心強いのがポモドーロテクニック。
困難は分割せよ。 ルネ・デカルト
この格言を実装したのがポモドーロテクニックである。
一方、もう少し、もう少しだけやりたい...! みたいな、ノリに乗っている時には、歯痒いこともある。ここで時間を区切らずに30分以上の作業をすると、適切な休憩をすることがきず、結果として効率が下がる。従って、あくまでも機械的に30分でタスクを区切るのが重要である。
なぜポモドーロテクニックをここで紹介したのか。それは、イケイケ期に重宝されるのが、このテクニックだからである。進捗管理がしやすいし、ポモドーロの数(30分の時間単位)に応じて達成感や充実感が得られるためだ。
しかしここで、私たちのやるべきことには重要な変質が起こっている。
To Want から To Do
それが、To WantだったことがTo Doになるというものである。これは、少し悲しい。実現したいゴールに必要な要素を分析、分解して、30分で行える行動ベースに落とし込む。すると、そこに待っているのはTo Want(したいこと)ではなくTo Do(すべきこと)というマインドを持った自分。
初心忘るべからずとは、よく言ったものである。大きなゴールを目指すほど、私にとってはこの傾向が顕著に感じられた。To Wantのまま、熱中して何かできないかな〜、と。
そこで思いついたのが、FPS勉強法である。
FPS勉強法
CODにぶっ続けで朝まで熱中した話は前述の通り。自分のTo Doに対しても、時間を忘れて取り組めたら、どんなに良いことか。そこで、CODのようなFPSが人々を虜にする要因を考えてみた。
・明確な勝ち負け:勝ったら嬉しいし負けたら悔しい(勝ち負け)
・自分以外の誰かが、ゲームの進行上絶対に必要である(自分以外の人間)
・視覚、聴覚を総動員して取り組む(感覚的な没入)
つまり、この要素が満たされれば、どんなコンテンツでも没頭を生むことができると仮説を立てた。この要素を満たす勉強法こそ、FPS勉強法である。
じゃあ、どうやったら、以上3つの要素を満たして勉強できるのか。これについて、私はまだ、明確な解を持っていない。ただ、これが勉強や人生の投資に生かされたら、遊ぶように生きることができるな、と考えている。大発明である。
また、アイデアの女神様が微笑んでくれたら、何か書こうと思う。