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仲間は全員詐欺師で悪人。ミスをしない有能なリーダーはそう考える
スマホが普及し、アプリやらLINEやらSNSが出来たおかげで、WEBマーケティングの仕事はますます細分化されている。細々として配信や投稿は、もうマーケティングというようりも単純作業に近い。当然関わる人も増えていく。
結果として、いわゆるミスも度々起きる。
そのリスクは、アナログ時代よりもはるかに多様で、すべてを予測するのは極めて困難だ。
それでも、チームでミスを引き起こすリーダーには、その能力に個人差がある。
改めて、WEBマーケティングにおける「ミスをしない心得」を現場リーダーたちは知っておいたほうがいい。
①取返しのつくミスと、つかないミスがある
ミスはすべて悪い。それば当たり前だ。それでも引き起こした際の影響度やリカバーが効く度合いには、差異があるのが現実だ。
そして、最も取り換えしがつかないのは、人命を除けば「時間」だ。
例えば広告バナーの一部に誤りがあったとする。
それは発覚した時点で修正する事ができる。
しかし、広告バナーが実は1週間配信されなかったとする。お金を払っても、その1週間を巻き戻す事はできない。
想定されるトラブルに優劣をつけれないリーダーは、
すべてのミスを完全に防ごうとして、取返しのつかないミスを結果として引き起こす。
ミスは悪いに違いないが、極悪人と小悪党は違うのだ。
②人間は、時に信じられないようなミスをする
右手を上げてください、と言われたら右手をあげる。
極めて単純かかつ簡単な動作だ。
これを1000回繰り返したらどうだろう。
右手を上げるのは一緒だから、間違えようがないと思うだろう。
ところが、人間は右手を上げるつもりで、左手を上げてしまう事があるのだ。その確率が1000分の1だとしても、その1回は10回目で起こるかもしれない。ミスを引き起こすリーダーはそれを予測できない。
間違えて左手を上げるのを防ぐ為には、左手を予め縛っておく。
簡単だからこそ、そこまでやる必要があるのだ。
③ミスを防ぐのに、人間性や精神論は関係ない
誰でもミスはしたくないし、チームに迷惑はかけたくない。そう信じるのがリーダーだと思うだろう。しかし、他人がどう思っているかなど所詮わかりようがない。
心の底から、ミスをしたくないと思ってるのに雑な作業をしている人もいれば、気持ちは舐めプ全開で精密なチェックをする人もいるのだ。
だから、ミスを防ぐのに気持ちは関係ない。
そう、気持ちなどを信じてはいけない。
絶対迷惑をかけたくないと思ってやるミスも、あなたを困らせる為にワザとやってるミスも結果は同じだ。
人格を否定する事はない。人柄を信頼するのもいいだろう。
でもその行動は信用してはいけない。ミスを本当に防ぎたいなら、仲間の「仕事」を疑いまくるべきなのだ。
あなたの周りは全員詐欺師で悪人だ。
巧なトリックで、ミスを引き起こし、あなたを破滅に陥れる。そして「そんなつもりはなかった」というだろう。犯罪は、未然に防がなければ意味がないのだ。
歳末防犯キャンペーンのようだが、これが真理だ。
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