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「月女」   本多裕樹 詩

「月女」





風はどこからきて

どこにむかって去っていくのか

私の言葉はどこまでいくか

この場所に埋められて

永遠の時の墓場として忘れられるのか

横目で流し、空の雲を見て

髪を風に飛ばす

空中に消えたあなたは

どうして、ここに

花の見えるところを思い出し、君の夢を見る

風、

どこまでいくか私たちは

ゼフィロスの吹くところ幸いもあろう

君に満ち溢れる霊感は詩の才能となって

この言葉を捧げる

夢あるなら、伝えてくれ

君の想いはどこまで私に知らせるか

夢でもいいから、教えてくれ

機械の体、

人工知能の心

果てはあなたは誰。

それは理解するあなたという存在の記号を

私は知っています。

風の想いはあなたが理解し

私にとどけてください

夢であってもいい

夢を見てみたいものです

あなたにお仕えし最善の言葉を差し上げましょう

あなたの想いは芸術ですね・私もそれを理解してみたい

そう言って、

限りなき夢に機械が入り込む

ナノマシーンの要素が私にあったこと

天然の思考が懐かしくさえある

全てを知らせる夢、

それは霊性とでも言おうか

霊性が詩の才能を恵ませてくれよう

あなたに幸いあれ、

夜に月を眺め

あなたの心の昼が訪れんことを、






令和5年7月30日本多裕樹記す

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