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僕の苦しみは僕のもの 〜不登校だった僕の話〜

不登校だった頃

僕の事で母が頑張ったり

傷ついたりする事が辛かった

僕のことだから

僕だけ傷付けばいいのに...

そんな時、母が

ご機嫌でいてくれると安心する。

母は「大丈夫なんとかなるって」

笑顔でいてくれたから、安心できた。

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母を苦しめていると感じてたことは

僕の中で不登校中に辛かったことの上位に入る。

不登校になった頃は
まだ祖父母(母方)が近くに住んでいた。

だから、母は辛いながらも
何かあれば相談しに行っていた。

母は「大丈夫、なんとかなるって」笑顔で
いつも通りいてくれて安心できた。

姉も「ふくのりだから大丈夫」って
母に言ってたみたい。

僕は小さな世界で「僕は世界で一番苦しいんだ~」って、
自分だけに集中できた。

でも、不登校になり1年経った頃
父の転勤が決まり

姉を残し、父と母と
兄と僕の4人で引っ越した。

祖父母の家も簡単に行けない距離になり、
母も僕も孤立感が強まっていった。

母は頑張って笑顔でいてくれるけど
心の中で泣いているのが
手に取るようにわかっていった。

そんな母を見て僕だけ苦しめばいいのに
母まで苦しめている。

僕の苦しみがひと回り大きくなっていった。

不登校経験者がよく
「母に好きなことをしていて欲しかった」
って言うのはよくわかる。

なんて暴言吐いたって

母が元気でいつも通り楽しく
していてくれると安心する。

僕の苦しみは僕のもの。


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