ルーツを知る
私さとっちは、人生の節目節目に、森をツナグ👇の川村知子さん(知ちゃん)を訪れ、整体を受けている。
彼女の整体は、「体を整える」というよりも、「翻訳する」イメージ。
自分でも気づかない(気づかないことにしている、若しくは忘れている)症状から、身体に刻まれた記憶やメッセージを、彼女が聴いて伝えてくれる。
そして、整体が終わる頃には自然に身体がほぐれ、整い、本来の身体に戻った感覚がある。
「私って、こんなに背が高かった⁉︎」と驚くほど背筋が伸びたり、浅かった呼吸がラクに穏やかにできるようになったり。
その知ちゃんは、育家(はぐハウス)の焼き芋「やきいもかぞく」の大ファン。
お互いのタイミングが合い、今回は彼女が育家を訪れた。
「土地を読む」=住む土地の歴史を知ることで、ルーツを知り、これからの人生の希望に繋げるために。
『私たち夫婦が、なぜこの土地に住み、なぜ両親の焼き芋を受け継いでいるのか?』
移住して来月で2年。
有るのは知っていても訪れたことが無かった身近な場所を訪れ、全く興味が湧かなかった地元の歴史に触れ、知ちゃんを通して紡がれる言葉たちが、身体に沁み込んでいく。
ここまで来てようやく、既に在ったものの、蓋をしてきた内なる想いと響き合う感覚を覚え、安堵した。
「ここに居てもいいんだ」
「ここで生きているんだ」
「ここで生きて行くんだ」と、改めて実感した。
「財部たからべ」という土地の名前の由来、人々が心豊かに暮らしていたであろう時代〜戦いが絶えなかった時代〜現在に至るまで、時代背景や、時代の変化と共に変わるもの、変わらないもの。
それらを情報収集し、私たちに伝え、読み解く知ちゃんは、キリッとした先生のような表情の時もあれば、
天真爛漫な少女のような表情の時もあり、そのギャップも魅力的♡
でも、どうであっても、どれも彼女のありのままの姿。
私たちのルーツを知る中で、彼女自身のルーツともリンクして、初めてだけど懐かしい、血の繋がりはないけど「かぞく」のような時間を過ごした。
その時間は、
「言葉に表現したいけど、言葉にならない幸せな時間」
そして、新たな始まりの時間。