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「きっかけ」から再び動き出した娘。そのとき息子は、、、
小1の夏から行き渋りがはじまり、
当時、精神的にかなり不安定だった娘。
息子と同じく、暴言も荒れ具合も激しくは
あったんだけど、娘の時はそれ以外にも色々あって…
1日に何度も、「唾飲み込んでも大丈夫?」
と確認する発言。
横で夫がビールの缶をぱかっと開けると、
「私の口にお酒入ってないよね?大丈夫?」
と不安に。
祖父母の家で薬が置いてあるのを見ると、
「口に薬入ってないよね?大丈夫?」
と確認。
そんな不安が強い状態は落ち着いたり、
またストレスが溜まると同じような発言が出てきたりして。
カウンセリングを受けたり、メンタルクリニックを受診して、漢方を内服したり。
そんな数ヶ月を過ごしていた。
(当時のことを記事にしたいとずっと思ってるんだけど…今は現在進行形の息子の事で精一杯な自分もいて、なかなかまとめられずにいる。またいつか記事にしたいな…📝)
◯娘の行き渋りはじめの頃を綴ったもの
それから約1年が経ち、今の娘
あの頃のような発言は全くない。
お守りの漢方も、「もうなくて大丈夫だからやめたい!」と自分で医師に伝えた。
たまにもじもじなる時もある。
だけど、自分の気持ちを家だけじゃなく、
外でも伝えることができるようになった。
毎日の詳細が記載されている時間割を見て
「今日は図工から行く」
「今日は給食だけ行って、その後は支援センターに行くから迎えにきてほしい」
と、自分なりに考えて予定を決めている。
学校まで色々お話ししながら歩いて、
はじめは別室に一緒に向かう。
別室には、教室で給食を摂るのがしんどい子、
教室は落ち着かないので別室でゆっくり学習する子、みんな色々な理由があってここで過ごしているそうだ。(娘談)
娘は即教室へ行くことは渋るけど、
別室では「おはよー」「何してるのー?」
と声をかけたりする姿がみられるようになった。
(1年の時は別室に誰かいるだけで無理だったからほんと変わった)
時々、別室には誰もいなくて、
みんなが教室にいる場合は
「行きたいけどなんか行けない」
そう言いながら別室内をウロウロウロウロ。
そんな日はしばらく様子を伺いながら、
見守る。(いや、背中を押しすぎる時もある🫣)
なんとか教室に入り、もう大丈夫かな!ってタイミングで私は自宅に戻り、また時間になれば迎えに行って教育支援センターまで送迎する。
2学期が始まって、10月初旬くらいまでは
そんな毎日だったんだけど。
ある日、クラスのお友達2人と放課後に
遊ぶ約束をしてきた事があった。
朝、靴箱から学校の廊下に一歩足を踏み出す時は
「あーやっぱり学校はなんか嫌…つぶれたらいいのになぁって思う。」
と言っていた姿とは全く違う。
登校前は「給食食べたら、教育支援センターに行くから迎えに来てね」と話していた娘。
だけど、迎えに行く時間になると学校から
「このまま学校に残りたいと言ってるのですが、大丈夫ですか?」
と連絡が来るようになって。
学校、支援センターの送迎の毎日だったのが
学校、友達と待ち合わせ場所への送迎の毎日に変わった。
1年生の3学期にも突然動き出したことがあった。その時もきっかけは「友達の存在」だった。
息子はそんな姉を見て、どんな事を考えているのかな?
娘が支援センターに行っている時。
息子は「なんか行きたくない。お腹痛い。」と
言ったりしながらも、時間が経つと娘と一緒に
センターで過ごす事もあったけれど。
今は「〇〇(娘)行かないの?じゃあ俺も行かない」そう言ってセンターからは、すっかり足が遠のいてしまった。
周りで「運動会」というワードをよく耳にする。
1番身近にいた姉がその運動会を楽しみに、
「今日は練習があるから10時に行く」
と言ったり、友達と放課後に遊ぶことを楽しみに動き出した。
きっといろんなモヤモヤは彼の中に浮かんでいるんだろうな。
一時期は落ち着いていた息子だけど。
また最近少し荒れ模様な時があるのは、それなんじゃないかな。そう感じている。
自分はなんで。
みたいには思ってほしくない。
あなたにも魅力がたくさんあるんだから。
みんな違うからおもしろいんだから。
最近は毎日のように息子とエビにドジョウに、タニシにメダカに、トカゲにミミズに…と生き物を捕まえに行ったり育てたりしている
🦐🎣🐚🐟🦎🪱
生き物をきっかけにいろんなことを知りたくて一緒に調べる日々。
そんな風に「遊びから学ぶこと」ってたくさんある。
がむしゃらに遊んだら、体は疲れても、気持ちの充電ができたり、
黒板を前にしての勉強では得れない学びも無限にあるはず。きっと何かのきっかけにもなるはず。
だから、夕方は自転車に息子と末っ子を乗せて
娘が友達と遊ぶ公園まで迎えに行き、
そのまま一緒にしばらく遊ぶ。
そう。
あんなに家からも出たがらなくなっていた息子。
公園に誘っても
「俺は家にいる」と頑なに言っていた息子。
そんな息子も最近外に出る頻度が増えた。
ゲーム機より網を持っている時間が長くなった。
うん。
少しずつ自分のペースで
動き出してるんだよね。
娘と友達が遊んでいる中に息子、末っ子も混じって。知らぬうちに他の子も混じってきて鬼ごっこをする事もあった。
そんな姿を見ると、なんとも言えない気持ちになる😭
帰宅するともうヘトヘトな娘。
だけどふと、
「友達と遊ぶ約束があったら、学校も嫌だけど頑張ろうって思える!遊んで疲れるけどなんかこの疲れはいい感じ!」
となんとも爽やかな表情で言ってきた。
やっぱり無理しすぎて、荒れちゃう時もある。
仲良くなった友達の些細な変化に戸惑い、立ち止まることもある。
けどまた少し逞しくなり、歩んでいる娘。
そしてすこーし赤い味がはじけているのか
「〇〇君がこんなこと言ってくれて嬉しかったー」と照れ笑いすることも…🍎
それぞれに、少しずつ。
お互いにぴりっと刺激を受けながら、
自分らしい、自分達の道を歩んで行くのかな。