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扁平足トレイルラン対策

まず、扁平足とは、足のアーチが低く、地面と接する面積が多い足のこと。トレイルランで扁平足の人が遭遇する「足底(そくてい)バーニング現象」、つまり土踏まずの痛みは、舗装路と異なり岩場や起伏が激しいコースで一層拍車がかかります。原因は、足裏の筋肉や腱が土踏まずを支えるのに奮闘するものの、耐えきれなくなり悲鳴を上げることにあります。土踏まず、意外と繊細なんです。

医学的には、足底腱膜という硬い腱が土踏まずを支える役割を果たしています。扁平足だと、この腱が伸びきってしまい、炎症や痛みを引き起こしやすくなります。「サポートが欲しい」と悲鳴を上げている状態なんですね。さらにトレイルランの不安定な路面では、土踏まずが予想外の方向に引っ張られるので、その負担は倍増。「これ、いけるっしょ!」と思って踏み出した一歩が、実はアキレス腱のリミッターを解放してしまうきっかけになることも。

では、どう改善するか。まずインソールの工夫が効果的です。「スーパーフィート」などのサポートインソールで足裏のアーチを人工的に作り、足底腱膜に休暇を与えるのが一つの手です。また、トレイルラン専用のシューズを選ぶことも重要です。アーチサポート付きのシューズを選ぶと、地面の凸凹や岩場にうまく適応してくれます。さらには、トレイル前に足裏の筋肉を鍛えるトレーニングも効果的。「タオル引き寄せトレーニング」や「マリオみたいなつま先歩き」で、土踏まずに「俺たちが土台だぜ!」と自覚を促すのです。

痛みが出たら「アイシング+テーピング」という救急セットもおすすめです。冷やして炎症を抑え、テーピングで土踏まずを少し持ち上げるようにサポートすると、次の一歩も何とかいけるはず。もしも耐えられない場合は、「よし、今日はソファとポテチに軍配をあげよう」と潔く引き返すのも一つの英断。無理して走ると、長期戦になるので要注意です。

トレイルランは一種の冒険ですが、扁平足にとってはそれ以上のチャレンジです。足のアーチが作れない扁平足も、それなりの工夫と根性で山を越えられます。気持ちはいつも山頂、おにぎりならぬオトコジュクーポーズで、しっかり土踏まずをケアしながら進んでいきましょう!

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