○日で○kg痩せる!を医学的に証明してみる
○日で-○kgしたメニューをお教えします!!
なんてサムネを誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
1日で、3日で、1週間で、1ヶ月で、
いろいろありますよね。
全然効果なかった、嘘だった、
そんな思い出もきっとありますよね💧
では、現実的な体重減少と日数はどのくらいなのか考察してみましょう。
まずは単純に身体についたお肉を減らす場合、
-7000kcalで1kgというのは有名な話です。
ですが実は、これはあくまで体脂肪メインで減らす場合の話になります。
では筋肉だけならどうなのか。
実はすごく簡単に痩せます。
方法はただ食べないで寝ていること。
人間の身体は血糖値が下がると死んでしまうので、空腹状態が続くと血糖値を上げるため、脂肪や筋肉から糖質を作り出します。
これは糖新生といいますが、残念なことに生命維持においては筋肉よりも脂肪のほうが大事なため、先に筋肉を分解していきます。
その速度は最大で1時間に8gの筋たんぱく質を分解すると言われているため、筋肉実質(体水分を含む)で言うと1時間で40g分解されることになります。
よって1日では、
24×40=960g≒1kg
1日で1kg痩せる!達成!
、、、いやいや、そんなの嫌ですよね?
私も胃の手術後、1週間ほぼ寝たきりで点滴のみで、-10kg達成しましたが、駐車場の縁石を飛び越えられない筋肉になり、正直絶望しかなかったです。
筋肉大事です!
なのでファスティングとかありますが、個人的には非現実的と言いたい!
※ファスティングについては詳しくないので、一応断食しても最大限筋肉を維持する方法を捕捉↓
筋肉の分解は筋肉が動かないこと、低血糖状態で過度の負荷(ウエイトトレーニングなど)をかけること、で加速します。
負荷量が高いと筋肉が破壊されるのはイメージしやすいかと思いますが、逆に動かない場合でも、「動かない筋肉は必要ない」と身体が判断し、糖新生の材料にされてしまうという現象がおこるのです。
それを防ぐためには、筋肉に適度な刺激(ウォーキングなど)をいれることと、筋肉の材料であるアミノ酸(特にBCAA)を摂取することが有効となります。
、、、ファスティングでそういうことするのかは知りませんけどね💧
次は人間の身体の大半を占める体水分で減らす方法です。
一般的に言うなればむくみをとる!
医学的に言うなれば浮腫の治療!
そもそもむくみとは、皮下組織(皮膚の下部)に水が溜まった状態を指します。
原因は複数あり、
ホルモンバランスが変化したから
摂取する水分の量が多いから
塩分(Na)を摂取しすぎているから
座った(立った)姿勢で過ごす時間が長いから
内臓(腎臓)の機能が低下しているから
筋力が不足しているから
などになります。
ホルモンバランスと内蔵の機能は少し複雑というか、改善が難しいので置いておいて、
他は簡単に↓
1日の水分量は約1.2Lとする
塩分は6.5gまで+カリウムを摂取する
足を高くして寝る
筋トレ(下腿三頭筋)
で防ぐことができます。
要は水を体内に溜めずに排出してしまえば良いわけなので、上の3つを1日おこなって、朝トイレに行った後に体重計に乗れば、むくみの程度にもよりますが平均1~2kgは痩せるでしょう。
まぁ塩と水を大量に摂取すればすぐに戻りますが💧
一応現実的、なのかなぁ、、、
※ちなみに、
以前「脂肪の中に水が貯まる」とお話ししたことがあります(水抜きの話参照)。
あれは、皮下組織に貯まった水(むくみ)が、糖化した皮下脂肪の中に流れ込み、結合してしまった結果できたものになります。
むくみは初めは指で押すと皮膚が簡単に凹んだ状態になりますが、放っておくと押したときに硬く感じるようになり、そうなると皮下脂肪と結合した可能性が高く、これは簡単には改善しません。
むくみでは水をリンパ管に流して心臓に押し戻せば済む(リンパマッサージです)話ですが、酷くなった場合は脂肪とくっついているので押しても簡単には流れません。
その場合は糖質を制限し、脂肪組織の糖を消費しなければ水が抜けないのです。
今回は以上です。
医学的に痩せることが証明できるのはこのくらいと、後は排便前後では最大1kgは変わるのではないでしょうか💧
ただどれも脂肪は変化してないですね。
したがって、
1日で1~3kgくらいは痩せようと思えば可能だが、特に意味はない(* ̄ー ̄)ニヤリ
ということで。
検討(健闘)を祈る
エル・プサイ・コングルゥ
失礼しました💧
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